2011年5月19日木曜日

ジェラルド・カーチス先生の言葉


 朝刊(19日)に、コロンビア大学のジェラルド・カーチス先生の言葉が載っていました。昨日、都内の講演会で発言した中に、「日本は大震災で混迷しているが、社会がしっかりしているから政治が貧困でも何とかなっている」みたいな内容です。

 “同じようなこと前に聞いたなあ”、あれこれ考えていて思い出しました。先日の「国のかたちとコミュニティを考える市長の会」で、名和田法政大学教授から聞いたお話しと一致しています。名和田教授は、「今回の震災の直後にドイツ出張があって、外から大混乱の日本を傍観していた。ドイツ人をはじめ、欧米人が一様に驚嘆していたことは、日本人の我慢強さと公共意識の高さだった。ハッキリ言うと、政治が機能を果たさなくても(暴動や略奪が起こらないのは)、地域コミュニティの機能があるからだ」と言っています。

 国民の意識に助けられている政治(若しくは政治家)の構図が日本だと。情けない限りです。

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