2011年5月20日金曜日

東北市長会


 仙台市内で第158回東北市長会(会長は奥山恵美子仙台市長。ちなみに奥山市長は秋田市出身です)。各県の市長会が取りまとめた震災関係の特別決議を可決して閉会。どの決議も国に対して強力な復興支援を要望するものです。

 休憩時間に塩竃の佐藤市長が声をかけてくれました。「仙北市がいち早く届けてくれた下着、生理用品など、本当に助かりました」。すごい。救援物資がどこから届いたものなのかをご存じです。南相馬の桜井市長も元気な様子。「少し痩せたんじゃないですか?」と尋ねると、「えっ?そんな風に見える」といつもの笑顔。

 皆さん本当に難儀をしていると思うのですが、元気です。ところで決議は、全国市長会に要望したり、政府に要望したりする予定になっていますが、「それでいいのかなあ」と思ってしまうわけです。全国市長会の森会長(長岡市長)が、「政局がらみのこともあり、復興会議で議論されている内容をマスコミは余り書かないけれど、実効性の高い政策が少しずつ形を整えてきた」と言っていたので、少し安心をしました。でも何だかシックリこない。たぶん「国に要望する」「国の財源確保」など声高に要望すればするほど、東北のアイディンテティを失ってしまいそうな、そんな気になりそうです。

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