2023年4月19日水曜日

百鬼夜行のバケモノ坂


 湯沢市の稲庭地区で、賽の神坂(さいのかみざか)を探しました。菅江真澄は「ここは夜中になれば妖怪が列をなして歩く百鬼夜行のバケモノ坂だ」と…。

 今から200年ほど前、秋田県内をくまなく歩いた菅江真澄(紀行家)は、人々の暮らしぶりや習俗などを細かに書き残しています。真澄が稲庭村に滞在した時、近くに住む村人から沢口の賽の神坂に現れる妖怪(ぬらりひょん・おとろし・野槌…)の話しを聞き、1814年に草稿の「雪の出羽路雄勝郡」に詳細を記しました。また小雨が降る夕方に坂を通ると、男には美しい女と、女には強い男と会うことできる、との逸話も掲載されています。

 さて、今日は地区内外を右往左往しました。さまざまな資料と照らし合わせ、地元の方々にお話を聞いても坂は断定できなくて…。次回に乞うご期待!。

2 件のコメント:

  1. 稲庭町新城の塞の神の事ではないかと思います。沢口と言う地名は新城の塞の神の下手(西側)の地名です。神社の中には立派な御神体があるそうです。

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  2. わおっ!、情報ありがとうございます。行きます行きます。楽しみ〜!!

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