2023年2月6日月曜日

なぜ赤鬼と青鬼がいるのか…


 童話「泣いた赤鬼」のお話しではありません。なぜ鬼には赤鬼と青鬼がいるのか…。男鹿の皆さんも笑ってお読みください。まったくの私見です。

 各地の鬼伝説には様々な起源があって…。戦国時代には日本に招かれた南蛮人、江戸時代になると日本海で難破し漂着した欧米人など、日本に来た外国人を鬼と捉えた事例があったようです。でも私の推論は、外国人ではなく大和朝廷から見た蝦夷の人々ではなかったかと…。独自の文化を持った東北地方は、朝廷側から見れば鬼門、そこに住む人間も鬼で…。坂上田村麻呂は天皇から東北討伐を命ぜられ、県内では男鹿の鬼王丸、雄和の夜叉鬼、湯沢の阿黒王などが、鬼退治伝説として残っています。きっと中央国家と地方の戦いだったと思います。

 家族を守り土地を守ろうと、蝦夷の人々は鬼の形相で戦いに挑みました。はい、お酒を飲むと赤くなる人と青くなる人がいるように、興奮すると赤くなる人と青くなる人がいるんです。これが赤鬼・青鬼の誕生秘話です。この私見、秋田市・相川保全会の研修会でお話しましたが、なるほど!の一声もなくて…。


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