2017年3月18日土曜日

カラ吹き源泉事故の3回忌慰霊式

 平成27年3月18日、仙北市田沢湖のカラ吹き源泉で硫化水素事故が発生し、3名の市民が亡くなる作業事故がありました。坂本榮さん、羽根川次吉さん、柴田政文さんです。今日の午前、田沢湖国民休暇村横の広場をお借りして、3回忌慰霊式を執り行いました。
 慰霊式には、ご遺族、市議会、警察や消防関係者など多数が参列。私は現在の心境を、式辞で次のようにお話をしました。


 「~余りに悲しい事故でした。亡くなられた皆様を思うと、今も身体の震えが止まりません。改めて心よりお悔やみを申し上げます。あれから2年の歳月が過ぎようとしています。しかしご遺族の皆様、市民の深い悲しみは、生涯癒えることはありません。絶対に同じような事故を繰り返さない、そう決心し、事故調査委員会を立ち上げ、原因の究明、再発防止策の構築を行いました。安全作業マニュアルの徹底実施、緊急安全対策工事、そして昨年11月には、カラ吹き源泉から新水沢源泉への源泉切り替えも終わりました。さらに過日、ご遺族の皆様から防毒マスクもご寄贈いただきました。このマスクは、安全対策のみならず、自らの戒めとして、日々の作業で活用しています。事故以来、亡くなった3名の皆様、そしてご遺族の皆様に思いを寄せています。同様の事故で市民の命を失わない、そして日常が安全な仙北市となることでしか、亡くなった皆様に報いる術はないと、そう心に刻み、これまで職務にあたってきました。そしてこの春、雪解けを待って慰霊碑の建立を行います~」…。

 亡くなった皆様のご冥福を、心からお祈りします。ご家族の安寧と市民の幸福を、重ねてお祈りします。

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