2017年3月3日金曜日

仙北市議会の本会議一般質問①

 仙北市議会一般質問がスタートしました。今日の登壇者は荒木田俊一議員、熊谷一夫議員、田口寿宜議員、平岡裕子議員です。各議員の市長に対する質問概要・答弁概要をお知らせします。


【荒木田俊一議員】
Q.仙北市で取り組むユニバーサルツーリズムの課題は何か。
A. ユニバーサルツーリズムは、文化・言語・国籍・老若男女・障がい・能力の差違を問わず、誰もが安心して旅行できることを目的にしています。私はこれに加え、市民の生活環境の向上も含めて考えています。平成25年度からANA総合研究所と業務契約を締結し、課題の解決手法や進め方を研究してきました。課題はまだまだユニバーサルツーリズムへの理解が進んでいないこと、また市役所職員の意識転換が必要なことなど、いろいろあります。特に市役所は、せっかく入手した情報が部局を超えるとゼロになっている現状です。この改善は内部で対応します。また段差の解消や車イス対応トイレの設置など、物理的な改善も同時に進めます。



【熊谷一夫議員】
Q.妊娠から子育ての一元的な窓口「ネウボラ」を開設できないか。またコンビニを活用した住民票の発行や納税サービスの検討は進んだか。
A.現状では保健課・市民課・子育て推進課などが分散してサービスを提供しています。これは好ましい姿ではありません。先ず妊婦さんの不安に対する支援を強化し、平成29年度にネウボラの看板を掲げ、その後、集約型庁舎の実現と組織再編で物理的な課題を解決し、本格サービスに移行したいと思います。
 コンビニを活用した行政サービスは、マイナンバーカードの交付が本格化し、そのために必要だった地方公共団体情報システムの稼働も始まり、いよいよ環境が整いました。住民票や印鑑証明の発行、またコンビニ納税を、国の支援のあるうちに、つまり平成30年度までにスタートさせる準備に入ります。



【田口寿宜議員】
Q.地方創生・近未来技術実証特区は、何のための事業か明確なビジョンが必要。また4月から始まるJR東日本の重点販売地域指定に向けた本気度は。
A.特区事業は、市民の税金を活用して行っているものもあります。これらが将来的に市民の皆様に利益をもたらすものでなければ意味がありません。その思いを貫いて事業にあたります。またJR東日本と秋田県のキャンペーンは千載一遇の機会ですが、待っていて降ってきたものではありません。6月末までの3ヶ月間、仙北市は北海道キャンペーン、東京キャンペーン、県内キャンペーンを繰り返し実施します。市内でも春の花紀行、アジア太平洋温泉会議、ヘルスケア事業など多彩です。その場面でも周遊バスを運行します。観光連盟の一元化、文化力の広域連携事業、田沢湖遊覧飛行プラン、国際交流専門員の配置、組織再編への取り組みなどから、本気度を感じ取っていただければと思います。



【平岡裕子議員】
Q.「こどものえき」の設置を拡大すべき。また介護保険と高齢者の暮らしでは、新たな制度でどのような変化があるか。
A.「こどものえき」は、市内に13ヶ所あります。しかし観光パンフレット等に記載がなく、ご存知ない皆様が多いと思います。これはパンフレットを作成する担当部署に、「こどものえき」が必要だという認識が低かったこと、また掲載するようにと指示をしていなかったことが原因で、行政の縦割りの弊害が現れてしまいました。反省しています。今後作成する刊行物にはしっかりと表記します。電子データも早期に更新します。介護サービスですが、現行の介護予防サービスは「みなしサービス」という形でこれまで受けていたサービスは継続できます。負担額ですが、サービスを継続する方の場合は利用料に変化はありません。


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