2017年3月6日月曜日

仙北市議会の本会議一般質問②

 仙北市議会一般質問の2日目です。今日の登壇者は高久昭二議員、門脇民夫議員、伊藤邦彦議員です。各議員の市長に対する質問概要・答弁概要をお知らせします。


【高久昭二議員】
Q.市民ファーストの市政実現のため、大型プロジェクトではなく、子育て支援(給食費の無料化)や、高齢者の交通手段の確保などを充実するべきではないか。
A. 平成17年の合併当時は、仙北市として約280億円の借金がありました。これが今では200億円台ですから80億円の削減です。もし大型プロジェクトの市政であれば、このような現状にはなりませんでした。議員の思う市政と現在の市政は方向が同じです。子ども達の給食を無料化することについては、私も強い関心を持っています。しかしその前に、給食費の滞納を改善する努力も必要と考えています。高齢者の交通手段の確保は重要な課題です。新・角館総合病院の開院に向けては、民間バスや市の循環バスの利便性を向上したいと思います。その他、庁舎の再編に併せて、各庁舎・公共施設・医療機関・健康増進施設・お買い物エリアなどを結ぶ旬間無料バスも検討しています。



【門脇民夫議員】
Q.市議会は、昨年の9月議会で「道の駅」の請願を採択したが、市の動きが見えない。また大型クルーズ船の対応など、観光政策をどう考えているか。
A.昨年9月、議会が採択した請願の願意は、「道の駅」とありますが、内容は直売施設の実現に向けたものです。請願の採択後、特に予算を計上せずに検討してきたため、動きが見えないと捉えられたと感じています。農業の所得確保、観光振興にも大変有益ですが、通年営業ができる農産物や加工品の品揃えなど、どれだけ仙北市で条件ができているか、またその経営母体をどうするか、適地選定などの議論が必要です。平成29年度予算案に関係予算を計上したのでご審議をお願いします。クルーズ船の対応は、すでに様々な場面で始まっています。詳しくお話しできませんが、送客をお約束いただいた会社もあります。引き続き誘致活動を進めます。



【伊藤邦彦議員】
Q.落合球場の改修を急ぐべき。併せて県南で初のドーム型球場を実現できないか。またカヌー練習場は現在の場所で良いのか。水道事業のスピードアップができないか。
A.平成29年度予算に落合運動公園全体の調査事業費を計上しました。主に野球場の改修を進めたいと思っています。ドーム型球場については、これまでも県に要望してきました。今後も諦めず訴え続けます。議員の質問をお聞きすると、落合球場に屋根をかけたらどうかとのご提案ですが、今回の調査事業でその点についても検討をしてもらいます。カヌー練習場については、練習や観光を考えると現地(生保内コース)よりも下流域が適地だと、私も県に何度も提案しています。しかしこの提案は聞き届けていただけませんでした。河川占用の許認可事務を行う県の判断です。水道事業については、田沢湖卒田地区は平成29年度で水道認可申請と概算設計を行う予定です。


0 件のコメント:

コメントを投稿