2014年8月31日日曜日

仙北市の新庁舎整備について

8月28日に行った記者懇談会で、幾つかの取り組みを発表を報告しましたが、中でも中でも庁舎整備の方向付けは重要な案件でした。
 庁舎整備の在り方については、8月25日開催の市議会全員協議会でも報告を行っています。「現在私たちが考え得る最善最良の方法」として、市立角館総合病院が新築移転となることから、その跡地へ統合庁舎を実現したいとの提案内容です。現在の診察及び入院棟は解体、病院管理棟を改修し同程度の床面積の新築棟と渡り廊下で結ぶツイン・タワー庁舎を想定しています。また田沢湖・西木の各庁舎は総合支所と位置付け、それぞれに特徴的な機能を配備したいと考えています。

 病院跡地へ統合庁舎を整備したいと考えた理由は幾つもあります。これまで議論に上がった各交通網へのアクセス、各公共施設や広域・秋田県との距離短縮、防災力の向上、財政状況などなど…。総合判断では最も現実的な選択を行ったつもりです。統合庁舎と田沢湖庁舎・西木庁舎はシャトルバスで繋ぎます。既存の4箇所の出張所と合わせ、各証明書の発行など窓口業務、及び住民サービスの維持充実を目指し、さらに各郵便局やコンビニとの業務提携も推進します。
  これまで分散していた業務を一元化し、市役所職員数の減少に対応できる組織を確立します。現在の6部制を改めて3部制を目指します。職員数は各庁舎に分散していた約300人から200人体制となります。

 田沢湖と西木の各庁舎の特記機能は、それぞれこれまで蓄積してきたまちづくりの財産を活用し、さらに前進させたいとの考えています。そこで田沢湖庁舎は観光とスポーツ、温泉と健康増進をキーワードに、スポーツ振興の拠点センターを、西木庁舎は、生涯学習と都市農村交流をキーワードに、中央公民館や都市農村交流の拠点センターを考えています。これらを盛り込んだ庁舎整備基本構想を9月議会の会期中にお示ししたいと準備に取り組んでいます。

 一連の仕組みづくりと、各庁舎の改築・新築は平成30年度内に終え、平成31年度からは新たな体制で市民サービスをスタートしたい、そんな思いです。これからの(平成26年度内)の対応は次のスケジュールを想定しています。

・9月   市議会へ基本構想(素案)の提出
・10月~ 市民説明会やパブリックコメント作業
・12月  市議会へ基本構想(案)の提出
※写真は現在の市立角館総合病院

0 件のコメント:

コメントを投稿