本日午後2時から、先達の供養佛特設会場で開催された慰霊祭・慰霊碑建立式典に出席しました。写真は建立された慰霊碑です。この慰霊碑の奥手に国交省が整備した121メートルの巨大な砂防堰堤が見えます。山腹の土留めや緑化工事もだいぶ進みました。
慰霊碑の前面には「ここに生きる」と文字が刻まれています。下総芳則町内会長は、「亡くなった6人は今でも町内の一員。魂がここに住み続けるよう、また残された私たちがこの土地で生きていく覚悟の証」とあいさつしていました。
自分のあいさつの概要は次の通りです。
~昨年8月9日、先達供養佛で起こった土石流災害は、6人の尊い命を奪い、重軽傷者2人、被災住宅6棟と言う甚大な規模でした。亡くなられた羽根川稔様、羽川喜一郎様・ナツ様・一夫様・龍子様、田口孝様に心からのお悔やみを、また被災された皆様にはお見舞いを申し上げます。あれから1年が経ちました。あのように強い雨を経験したことがなかった私たちは、皆様が土石流に飲み込まれた後も、すぐその甚だしく痛ましい状況を把握できませんでした。それをずっと悔いていますし、皆様のことを忘れた日は1日もありません。~私たちは、当時の災害対策本部の動きの一部始終を市のホームページで公開し続けています。対応ができたことも、できなかったことも全部を公にすることが、他の町で起こるかも知れない災害の、減災・防災に役立つと考えているからです。加えて、これまで1年をかけた土石流災害発生以降の仙北市の防災対策の現状を、全国の皆様の参考にしていただきたく、公開の準備を進めています。土石流災害の教訓が、皆様方の命が、今も将来も多くの方々の命を守る盾になります。
重ねてご冥福をお祈り申し上げます。
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