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秋田ガリンペイロスの県外実習2日目。朝から糸魚川市のラベンダービーチで翡翠(ヒスイ)探しに没入。拾った石は市立フォッサマグナミュージアムに持ち込み、学芸員の鑑定士さんから…。
2006年から同ミュージアムでは、来館者が持ち込んだ石を鑑定する活動をしています。例え翡翠でなかった場合も、その石が何かを教えてくれる大人気のサービスです。私も数個を見てもらいましたが、その中に〝キツネ石〟(写真右上)がありました。これは俗称で正式には変成岩です。つまり翡翠と間違う=化かされる、それでキツネ石なんだそうです。
妖怪トラベラーがキツネに化かされる、なかなか面白いオチがつきました。えっ?、翡翠ですか?。
秋田ガリンペイロスの県外実習。今回は新潟と富山で翡翠(ヒスイ)探しです。時には金以上に珍重された宝石の翡翠を求め、荒ぶる日本海を糸魚川から魚津まで54キロ南下しました。
糸魚川周辺は日本で最大の翡翠生産地です。姫川や青梅川といった河川が、上流部にある橋立ヒスイ峡の巨大原石を砕き、そのまま河口部まで運んでいると考えられます。海岸線を歩くだけでヒスイを見つけられる…、そんなSNS投稿が続いて現在は観光スポットになっています。
今日は全身に海水を浴びての探査実習でした。強い波に足元をさらわれる恐怖心…。明日は気合を入れ直して取り組みます。
ABS秋田放送えび☆ステ今週のひとこと。「あなたの笑顔が大好き」は、番組を卒業する多可享子さんへの感謝の言葉です。多可さんありがとう。あなたの笑顔がみんな大好きでした。
多可さんにお話しを聞くと、ABS秋田放送で30年間お仕事をしたそうです(5歳の時から子役で出演していたと、多可さんは言っています)。どんな時も笑顔で仕事に向き合い、ゲストさんにも最高の気遣いをする人でした。最後の協働作業となった今週のひとことでは、「私のことはどうでもいいのよ。それより来週から新年度が始まって、新しい人間関係もスタートするでしょ。だから先ずあなたから笑顔で話しかけて欲しいって、そんなひとことにして」と言うご要望を代筆しました。
生放送のサプライズで、田沢湖の工房・北の仲間たち(杉山ハヤトさん主宰)協力の土鈴(多可さんナマハゲ)も喜んでもらえて…。私、ナマハゲの背中に小さく〝愛こそすべて〟と書き込みました。
竈神さまを保管しているお話しを聞き、再び北上市立鬼の館(岩手県北上市和賀町)へ。職員の皆さまのご厚意で収蔵品を見せてもらいました。なぜか「私も木で竈神さまを彫りたい」思いが…。
急に湧き出て来ました。紙粘土ではなく、新聞紙細工でもなく、木材にノミを入れて人を守る神さまを彫り出したい、そんな強烈な欲求です。美しいとか力強いとか、陰影とかディテールとかに手を合わせるのではなく、もっと純真で単純で日常的に祈ることが大切なのでは…。特に真っ黒な竈神さまが魅力的でした(写真上手前)。館で学芸員の澤藤さんに、「この竈神さまの出処はどこですか?」と尋ねると、「これは近くの岩崎公民館から譲り受けました。たぶん地域の旧家に伝わった竈神さまではないかと思います」と。
明日あたり、古道具屋さんでノミや木槌を探してウロウロしそうです。
北秋田市七日市の高昌山龍泉寺(佐藤俊晃住職)。ここには写真のような全長10メートルの龍が住んでいます。制作者は仙北市角館に在住の彫刻家・佐藤励さん。ああ…、すごい迫力です!。
昨年の春に本堂へ設置され、多くの皆さまが目を見張って来ました。天井の梁に身体を巻き付かせ、玉を握り、口をあけ目を見開いて人を睨む…。この情景はまさに八郎太郎の宿に伝わる龍の姿です。八郎太郎の宿は、八郎湖の龍神・太郎が田沢湖の龍神・たつこに会う旅路で泊まった定宿。「絶対に私の寝姿を見てはいけない」との太郎の約束を違え、そっと部屋を覗いた宿の人間は、きっとこのような情景を目前にしたと思います。
最近、この龍の両脇に美しい鳳凰像が2羽設置されました。こちらも制作者は佐藤励さん。見事な出来栄えです。
最近、朝は空が賑やかです。白鳥の北帰行がもうすぐ始まりそう…。この数日は編隊飛行の練習を繰り返しています。長い旅だから、じっくり練習してね。天気が悪い日こそ高く飛ぶんだよ。
だって雲の上はいつも青空ですから。下界は雨が降っても風が吹いても、雲を突き抜けたら青空と太陽が待っています。この年度末、皆さまも入進学や転勤、転任、異動などでバタバタかと…。思い通りではない場所で4月を迎えることになった人も、きっとたくさんいます。でもそこで雲を突き抜けたら、きっと素敵なことが待っていますよ。
本当に人生の幸・不幸は、後になってみないと分かりません。
じっけん農場は雪解けまでもう少し。それで先日のキャベツに味をしめたワタシは、今度も妙な自信で雪の下ブロッコリーを掘り当てようと畑に向かい…。なんと、また一発で…。
雪の下からブロッコリーを掘り当てました(写真)。昨年1年間で磨いた砂金採りのカンは、むしろ雪の下野菜の収穫に活かされているのが現実です。一攫千金を狙って砂金採りを始めたのに、その経験は地道な雪の下野菜の生産に発揮されて…、何だか皮肉なような嬉しいような複雑な心境です。
ところで収穫したブロッコリーは、すぐに数個を電子レンジでチンしてマヨネーズで食べました。これ本当に美味しいです。旨味は倍倍増です。ああ農家はなんて贅沢!。
じっけん農場で冬越したサトウキビの株から、何本も伸びた新芽を見つけました!。すごいなあ。去年、沖縄から届いた苗で栽培に取り組み、たぶん県産初の黒砂糖を精製しましたが…。
沖縄では1月から3月ごろサトウキビを収穫し、その後は株を残して新芽を育て翌シーズンのサトウキビ栽培に備えます。この栽培手法を株出しと言います。冬でも雪が降らない沖縄ならではの作型ですが、雪国では絶対に無理だと挑戦する人もいませんでした。でも試しに株を残し、何の保温対策もしないで雪の下にした株から複数が発芽して…、もうビックリです。
植物のパワーってすごいなあ。想定外が世の中を創る?。
秋田市内で朝ご飯。ウォーキングは寒いし風が強いし、花粉症で目も鼻も大変な状況でしたが、そば処たちそばさんで出汁が効いたうどんを食べて元気回復。お勘定でお母さんに…。
「あら市長さん(辞めてから3年以上になりますが)、昨日はテレビ?」…と声をかけをいただきました。私は鼻水をぬぐいながら、「はい(本当は市長ではありません)。やっぱり美味いっす!。ご馳走さまでした」と答えてお店を出ました。ほんの数秒の会話でしたが、何だかとても嬉しくて、それで川反を歩きながら少し考えました。「この嬉しさは何から来ているんだろう。市長さんと言われたこと?、テレビを見ていてくれたこと?、うどんが美味しかったこと?」…。
私の答えは、みんな嬉しかったことはもちろんですが、中でも一番は味が変わっていないことだったような気がします。生き残るには変わることが大事だと、いつもお話しをしているのに…。
ABS秋田放送えび☆ステは、湯沢市小野の「鮎乃家」を特集しました。天然より上質と言われるこまち鮎を生産し、新商品の開発にも挑戦を続けます。鮎は一年魚、でも人は一代で成せない仕事を…。
それが社会に必要なことだったら、誰かが引き継ぎ後を走ってくれます。鮎乃屋さんは創業から60年以上が経つ鮎料理の老舗。初代は川漁師さんだったそうですが、二代目が養殖を始め、三代目が技術を確率し、現四代目の小野田覚司さんが、新たな領域(鮎出汁きりたんぽ鍋やラーメン他)に挑みます。一代で成すことができない仕事でも、例えば鮎乃屋さんの場合は家族が受け継ぎ、例えば会社などは役員や社員が受け継ぎ、成果を上げ社会の前進に役立つことができます。
鮎は瀬につき…は、浅瀬が鮎の居場所と言う意味です。でも人はもっと未踏に挑んで良いと思います。それが社会にとって必要なことだったら、自分が途中で退いても、その後を走ってくれる人が必ず現れます。
俳優・勝新太郎さんのお話しです。「オレという人間と付き合うのは、オレも大変なんだ。でも付き合いやすいオレになったら、オレもつまらないし」…。自分と生涯一緒のオレですが…。
自分という存在の何と不思議なことか…。ところで勝さんのお話しを聞いた詩人の谷川俊太郎さんが、次のようなお話しを残しています。「勝さんの言葉に私はすっかり感心しました。だって自分と付き合うことが大変だなんで、今まで考えたこともなかったですから…。確かに自分は生まれて死ぬまで、生涯ついてまわるだだ一人の人間ですね」。さらに「本当は誰もが自分との付き合いに大変さを感じているんじゃないですか。その大変を自分のせいにしないで他人のせいにして生きているんですよ」と。
さてワタシは60代も半ばに近づいていますが、未だ良く自分が分かりません(厄介さは自覚できています)。自分でさえ面倒なのですから、周囲の皆さまにどれだけご迷惑をおかけしていることか…。とりあえず先にお詫びをしておきます。
※写真は映画「座頭市」から。
仙北市田沢湖で、土人形や土鈴をつくる工房「北の仲間たち」訪ねました。デザインから製作工程のすべてが手作業で、主宰する杉山ハヤトさん(写真)のオリジナルです。その土鈴ですが…。
土鈴の起源は縄文時代にまで遡ります。本来は魔除け・厄除けの呪具でした。人々は鈴の音色に福を招くパワーがあると信じ、昔は祭祀の時の楽器として用い、さらに豊穣や子どもの成長を願うお守りになり、今はオシャレな民具・置物として人気があります。あれ?、私が最近はまっている竈神さまと似てる…。と言うわけで、その製作アドバイスをいただきました。
造形はこの後に腕を上げるとして、仕上げ作業の問題は塗料の選択でした。了解、漆(うるし)ですね、さっそく試してみます。
2015年3月18日、仙北市の温泉事業で使用(当時)の源泉から温泉郷に続く引湯管の点検作業中、硫化水素ガスを吸引して3人の皆さまが命を落としました。あの事故から10年が…。
経ちました。私は公職を退いた後も毎年この慰霊碑を訪ね続けています。最近は自身の近況報告が多くなりました。先日も田沢湖高原温泉郷のホテルで日帰り入浴を楽しんだよとか、お客さまからも温泉が好評だったよとか、そんなお話しです。皆さまが命がけで守った温泉事業です。仙北市民が自慢の温泉です。どうかいつまでも見守ってください。
坂本榮さん、羽根川次吉さん、柴田政文さんのご冥福を心よりお祈りします。
写真の白いお面は竈神さまです。100均ショップで買った紙粘土で小さな竈神さまを作ってみました。乾いたら黒いラッカーを塗って仕上げます。何度か練習して大きな竈神さまを…。
作れたらと思います。竈神さまは火の神、農耕の神、子どもの神など家族の守護神で、伊達藩や南部藩に見られる民間信仰。顔や表情は本当に多彩です。大抵は台所の柱の上にいて、怖い顔をして邪神に睨みをきかせています。
本物の竈神さまは木材や粘土ですが、私はやっぱり紙粘土かな…。
亀の井ホテル田沢湖(仙北市)からお声かけをいただき、宿泊の皆さまに「たつこと太郎の物語」をお話ししました。一般的に言えば、たつこも太郎も伝説の主人公ですが、実は太郎は…。
八郎潟の龍神でたつこの恋人と伝わる太郎は、どうも実在した人物らしいとの研究報告があります。これが真実だとすれば、田沢湖の龍神たつこも実在した女性だったのではないか…、そんな仮説を立てて伝説の新解釈に踏み込んでみました。お話しが終わった後、お客さまから多くの感想やご意見をいただいて…。
想像力は無限です。あるお客さまは、「太郎は徳川幕府の役人で、秋田藩に謀反の種がないか内偵する隠密だった」と。そして「たつこは隠密と二人で江戸に上がり幸せな家庭を築いた」と言う結末も有りですと…。面白いなあ。
道路の雪が消えて歩きやすくなりました。毎日のウォーキングも3万歩前後に増えています。いえいえ、ただ歩きはしません。散歩アプリでポイ活しながら、今日はバッキャを採って…。
アプリの1ポイントは何円か、何に使えるのかなど良く知りません。でも歩けば貯まるのですから、すごく得をしているような気分になれます。加えて今日は春のご馳走バッキャ(ふきのとう)を1袋も採りました。バッキャ味噌かてんぷらか、胡桃あえも美味しいし…、ウォーキングが食費削減に貢献していると言えなくもないかなぁなどと、あれこれ考えながらオカワリをもう一杯…。
いい季節がやって来ます。
ABS秋田放送えび☆ステの特集は「ホワイトグルメ」。ホワイトデーですから…。ご協力をいただいた3店舗のご馳走はもちろん、人生には白から始まる幸せが多数あることに気がつきました。
白い料理の代表で、豆腐百景(秋田市文化創造館)の豆腐サンデー、あきた食堂・鶴の屋(秋田市民市場)の白いカレーうどん、シャルムカフェ(秋田市内)」のホワイトソースオムライスの三品をご紹介しました。はい、明日から順番に回ります(私が思いつく白い食べ物は、大根のナタ漬けとかお餅とか…)。そもそも白と言う色には、始まりや浄化の意味があって縁起の良い色です。3月は小・中・高等学校など卒業式、お務めの皆さまは転任の内示等でお別れの月ですが、昨日は高校の合格発表もあって…。
4月は入学と出会いの季節に一転します。色眼鏡や常識を脱ぎ捨て、真っ白なキャンバスに自在に絵を描いてください。白は可能性に満ちています。
所要で岩手県西和賀町。下前地区に伝わる奇祭・人形送り行事は先週の日曜日でした。と言うことは、今日だったら作りたての藁人形に会える…。そこで少し遠回りをして県道12号を走ると…。
いました。地区の境界林に真新しい藁人形が一体、木に高々と縄で括られています。この人形送りは秋田県内の人形道祖神と同じ意味があって、藁人形は地区内に悪霊が入り込まないよう目を見開いて見張る大役です。行事当日にお供えしたお団子や御神酒はありませんでしたが、地区の思いを感じるには十分な藁人形でした。
町内には下前のほか、白木野、左草の3地区に人形送りの行事が伝わっているそうです。来年はぜひ当日にお伺いしたいと思います。
ポッドキャスト番組「門脇さんと多可さんのぬるっぽ」は、3月12日から#24の配信をスタート。話題は「Takeyaパン直売所のお話し」です。これは美味しくお得感満載のお話しで…。
私、何度もお世話になっています。だって一般店舗では考えられないお値段ですから。お目当てのパンがあったら朝7時にお伺いすることをオススメします。人気商品はこの時間帯で売切れてしまいます。番組では4人がそれぞれ好きなパンを食べながら、ああだこうだと無駄話しに花が咲いて…。
直売所でしか手に入らないレアパンもありますよ。YouTube、Spotify、Apple Podcasthaは、〝門脇さんと多可さんのぬるっぽ〟で検索できます。
あれから14年が経ちました。
今年は自宅で鎮魂と慰霊の火を焚き、静かに手を合わせました。今も行方不明の皆さまが2520人います。でも…、魂はとっくに大切な人の元に帰っていると、そう思いたいです。改めて亡くなられた皆さまのご冥福と、被災された皆さまの復興をお祈りします。
近いうちにお伺いします。皆さまお元気で…。
写真はサトウキビの育苗トレイです。手作り加温機に入れて2ヶ月たちましたが、まったく知らんぷりで…。先日、中学校を卒業した子どものお母さんから、「あの子は将来に無関心で」と…。
そんなお話しを聞いたので、このサトウキビのお話しをしました。「本当に不安ですよね。こんなに手をかけているのに…。いま作っているサトウキビもまったく芽を出そうとしないんです。でもね、去年は5月になったらバタバタと何本も芽が出てビックリでした。サトウキビと人の子を比べるのも何ですが、その時が来ないと芽は出ないみたいですよ」と。
まったくね…。
秋に収穫を見送った小ぶりなキャベツを、雪の下から掘り出してみました。何だか大きくなっているような(もしかして雪の中で成長を続けるのかも)…。甘さは確実に増しています。
このサイズだったら秋に収穫していたはず。根を切らず畑に放置することで、雪と低温がキャベツを大きく甘くしたのでは…。雪原の畑からスコップで掘り出す作業は、まるで真冬の宝探しです。そう言えば由利本荘市東由利地域では、雪下キャベツの収穫体験が人気イベントだと聞いたことがあります。
今年はキャベツが高くて大変ですが、今日は雪の下キャベツで一品を作ります。甘さと色味を考えてシンプルなおひたしを…。
世界中の女性の健康を願い、国際女性デーに田沢湖畔ホワイトリボンラン(主催:ジョイセフ)。県内外から多数の皆さまにご参加をいただきました。拠点秋田としては7回の開催です。
ジョイセフは世界中の妊産婦と女性の命と健康を守る活動をする国際機関で、私たち一社はホワイトリボンランの県内開催を担う秋田拠点です。コースは湖畔のハートハーブから白浜の往復約3キロメートル。ペースは早足程度とゆっくりで、子どもから大人まで無理なく完走できる気軽なチャリティ・ランです。
田沢湖を眺めたり湖上に吹く春風を浴びたり、ランナー同士で会話が弾んだり…、皆さま思い思いのランを楽しめたようです。完走後の山の芋鍋も美味しかったなあ。
ABS秋田放送えび☆ステの特集は「昭和レトロ」。この百年は昭和100年を指したものではありません。時代は移ろい人も変わります。でも…、100年過ぎても変わらないものがあって…。
番組では能代の立ち喰いそば・うどんレトロ、大仙のおもちゃ専門店やまぐち、そして昭和レトロ館を紹介しました。三浦さんも山口さんも佐藤さんも、みんな格好いいなあ。時代時代で好まれる味やモノやサービスは違うでしょう。それは当たり前です。変化は進歩のエネルギーですから。特に昭和は激動で、世界大戦と敗戦、戦後処理、経済復興…、その歩みの中に希望と成長もありました。でも昭和が突然あらわれた訳でも、昭和の人々が特別な存在だった訳でもなくて…。その前には大正・明治・江戸時代、後には平成・令和、さらに将来は続きます。でも子どもを思う親の気持ち、愛する人を守りたい想い、お客さまに喜んで欲しいサービス精神、そんな心の有り様は変わらないのです。
どんな時代がやって来ても、人が人らしかったら大丈夫だと子ども達を見て思っています。
写真は、昨年じっけん農場で育てたバタフライピーから取った種子(左)と、沖縄県の農家が販売している種子(右)です。見た目はそれほど違いません。問題は発芽率と花形です。
バタフライピーはエディブルフラワーの元祖みたいな存在です。この数年は田沢湖ジェラートやお茶に使ってきました。今年は花の形を残したまま、食材として活用の道を探ろうと考えています。一重咲きや八重咲きの混在を整理する種子選別も必要です。量産よりも基礎的な作業になりそう…。
花はきれいで健康や美容にも効果があって…。秋田県産バタフライピーにご期待ください。
また大好きな方が逝ってしまいました。偶然ですが2〜3日前から読み出したエッセイの巻末に、「死ぬまでに家の中をがらがらにして死ぬのが私の希望だ」とあって…。曽野さんできたかなあ…。
さまざまな本に人生の始末を書いていました。さっき読み終えた「人にしばられず自分を縛らない生き方」(扶桑社新書)でも、「実母は始末のいい人で、着物は2枚、草履は1足しか残さないで亡くなった。母の死後、私は母の部屋を片づけるのに半日もかからなかった」と述懐しています。本当にたくさんのことを教わりました。本書は「人にしばられず〜」のタイトルなのに、「縛られると解き放って欲しいと言い、解放されたら不安になるのが人間」だから、答えは書いていないの…、そんな奔放さも素敵でした。
曽野さんの言葉「人は見たいものしか見ていない」は、昨日クリオン(近所の温泉施設)で実感しました。受付カウンターの後ろに何と竈神さま(写真)がいるではありませんか。この数週間、宮城や岩手を探し回っていたお面です。「おおー、これは縁起が良い神さまだよ。灯台下暗しだね。知らなかった。いつから飾った?」と聞いたら…、「門脇さんが社長の時はここにありましたよ」だって。私は何を見ていたんでしょうね…。
曽野綾子さんのご冥福を心からお祈りします。
大安の昨日早朝、仙北市内の摩利支天さまに受験生の全員合格と、理不尽な戦争の終結をお願いしました。明日3月5日は県内公立高校の学力検査、追検査は3月10日、合格発表は3月13日で…。
さらに2次募集が続き、また私立、大学、就職試験とあっちこっちで試験・試験・試験です。摩利支天さまは開運必勝の守護神で、真剣に挑戦する人を支えてくれます。そんな訳で、お堂には刀などの武具(今は玩具)・お米・塩・お酒(兵糧)をお供えします。願いが叶うと言う評判はずいぶん昔からあったそうで、今も噂を聞きつけ、他県からわざわざ訪ねて来る人が途切れません。私の強運も摩利支天さまのご加護だと思っています。
さらに戦争の終結をお願いしました。あの3月1日(日本時間)の…、アメリカのトランプ大統領とゼレンスキー大統領の首脳会談が残念でなりません。テレビで映像が流れる度に涙がこみ上げます。利害ではない平穏の実現にお力添えを…。
農事組合法人アグリフォー太田(大仙市太田町)を訪ねました。米と大豆、ダリアやイチゴの栽培に加え、話題のエディブルフラワーも既に生産しています。門脇じっけん農場では…。
エディブルフラワーの導入準備を進めていて、ぜひご指導をいただきたいと担当の高橋均さんにご面談をお願いしました。以下、高橋さんのお話しからピックアップしてお伝えします。「ここではビオラやベゴニアなど5種類のエディブルフラワー(食べる花)を栽培しています。大仙市誕生20周年事業で市から依頼をいただき、今は暖房施設のあるイチゴハウスで対応中です。エディブルフラワーは口に入るものですから、基本的には施設内で育てて無農薬、ポットでもプランターでも栽培は可能です。花の価値は鮮度や大きさ、色彩で決まります。県内でも近年はホテルやレストランで需要が増え、例えば結婚式のパーティなどは事前に日程や数量が分かります。でも…、オーダーの花の開花をちゃんと合わせられるかと言ったら、これは相当に難しい作業です。しかも花はそれぞれに特性があって成長適温が全部違います。現状のイチゴハウスでの栽培は限界も感じています。これから取り組むのであれば、多品種生産より作りやすい花を1つ選んで、良品を出荷するよう心がけたらどうでしょう」と、そんなアドバイスまでいただきました。
本当に勉強になりました。ありがとうございます。帰り際に買ったイチゴも美味しくて美味しくて…。このイチゴのお世話も高橋さんだったんですね。すごいなあ…。
一関市川崎町の豪農・菅原家を長く守った竈神さま。現在は屋敷ごと移転して、みちのく民俗村(北上市)で静かな時間を過ごしています。
みちのく民俗村は桜が美しい展勝地に隣接。みちのく三大桜名所として仙北市角館、弘前市弘前公園と共に多くのお客さまをお迎えして来ました。私も何度も訪れた場所でしたが、ここに竈神さまがいることを知りませんでした。人はやっぱり、見たいものしか見えていません。竈神さまは火伏の神、農作の神、子どもの神、繁栄の神など、家人の思いを受け止めて日常に寄り添ってきました。今日はそんな竈神さまに合うことができて、本当に良かった!。
いま火災で苦難の中にいる大船渡の皆さまも、どうかお守りください。
AKT秋田テレビの土曜LIVE!あきた。大船渡の山火事についてお話しをしました。県から派遣された消防関係者の無事と山火事の鎮火を!。さらに鎮火後の災害の連鎖を心配していて…。
報道を注意深く見てみると…、19日発生の山火事(三陸町・鎮火)、25日発生の山火事(陸前高田市との市境・鎮火)、26日発生山火事(赤崎町・延焼4日目)と場所を変えながら被害面先が拡大しています。現状で1400ヘクタールが焼失したと…。この大災害は地勢が大きく影響しているようです。現地はリアス式海岸特有の条件、例えば強風や風向きの不安定さがあって、消防団の配置が難しいこと、地上または上空からの消火活動が思うように進まないこと、また岬に通じる道路が狭隘で大型消防車両の妨げになっていること、もちろん雨が著しく少なく、ずっと乾燥注意報が出ていることも要因です。 林地の表土は焼け野原になっていますから、6月以降の梅雨などで降った場合、今度は土砂災害の発生度合いが格段に高まりました。
災害の連鎖です。これをカスケード災害と言います。さらにSNSの風評被害…。いえ、今はとにかく山火事の鎮火と被災者支援です。皆さん、山火事の発生は半数以上が人為的要因と言う統計結果があります。山に入るときは注意、注意、注意です。
※写真:左から八代星子アナ、私、マッテュ・フィリップさん、武田哲哉アナ。