2025年8月29日金曜日

雲巌寺の邪鬼


 仙北市角館の白岩に建つ雲巌寺。曹洞宗の古刹で大好きなお寺さんです。若い時から訪ねた場所ですが、今回は山門の邪鬼を見たくて訪ねました。

 制作当時(山門の建立は1778年)は、たぶん全身が色彩にあふれていたかと…。今も朱や黒、白など色が残っていて想像を掻き立てます。顔の表情も体勢も本当に豊かで、まるで人生のあれこれを私たちに語っているようです。驚き、怒り、困惑、憂い…、いろんなお寺を見て歩きますが、笑っている像は余りありません。魔除けですからニコニコなんかしていられないのでしょう。

 人生には思いもよらない災いが起こります。その災いに立ち向かう力を、被災者にも支援者にもお貸しください。

2025年8月27日水曜日

ウチのウージ


 災害対応で一週間ほうっておいたウチのウージ(じっけん農場のサトウキビ)、伸びたなあ。もう育苗ハウスの天井を突き抜ける勢いです。

 昨年と同様、ここまでは順調です。この後の収穫(年末)、追熟(収穫後の雪下冬眠)、黒糖づくりまでは自信があります。でも…、秋田育ちの種茎を凍らせないで越冬して、来年の栽培に繋げるノウハウがありません(いえ今年も凍ってはいません。それなのに発芽しませんでした)。この壁を克服しない限り、胸を張って秋田ウージだと言えません。

 それにしても…、自分で搾って煮詰めた黒糖は絶品です。

明日を取りもどす


 未明の雷、そして激しい雨で被災地が心配になって…。日が明けてすぐ昨日までの作業現場に戻りました。6時過ぎには土砂災害警報が発令され、現在は市内3箇所に自主避難所が開設されています。

 私が見たところでは、昨日より河川は増水し泥水です。再災害が起こるような雨は、本当にもう要りません。天気予報が雨だったことで、今日のボランティア作業は中止になっています。でも住民の皆さんの復旧作業は続きます。発災してから一週間、体力も気力も困ぱい状況の中で頑張れるのは、一刻も早くの生活再建、そして故郷の明日を取りもどしたいからだと思います。

 皆さんのますますのご支援をお願いします。
※写真は今朝6時の西木町上桧木内坂本周辺


2025年8月26日火曜日

みんな抱えないで…


 豪雨後のお手伝い前に早朝ウォーキング。今年の夏は暑すぎて畑の野菜が良くありません。そう言えば去年と比べて、路上に落ちている青柿とか栗のイガとか多いかも…。

 これはきっと生理落下と言う現象です。病害虫被害とか暴風とか、そんな物理的な外的要因ではなくて、樹木自身が樹体の健康を維持するため、実り過ぎた果実を落とす…、自己防衛の手法で自然の出来事です。少し可愛そうな思いと、ご苦労さまと言う思いで、その実をよけて歩きます。

 人も生きていると荷物が多くなります。重い荷物で自身がつぶれないよう、全部を抱えないことです。柿も栗もそうしています。

2025年8月23日土曜日

思い出を諦めない


 豪雨で被災した友人宅の作業も3日目。家財はほとんど使い物になりませんが…、娘さんが泥まみれのアルバムを洗い、家族の思い出の写真を1枚いちまい丁寧に並べて干していて…。

 そうだね、亡くなったジイちゃんも施設にいるバアちゃんも、みんな笑顔でいるからね。小さい君も若い父ちゃんも母ちゃんもみんないるからね、大事だよね。流されてなくて良かったね。

 豪雨なんかで家族の思い出を諦めないでね。

2025年8月22日金曜日

ABSえび☆ステから


 今回の豪雨で被災した県内全ての皆さんに、えび☆ステからお見舞いとエールをいただきました。

 放送の本番前、番組出演者やスタッフの皆さんから次々にお見舞いの言葉、そして涙が込み上げるようなエールをいただきました。そんな思いを是非とも被災した全県の皆さんにお届けしたいと、スタジオにあったスケッチブックに「ガンバレ!!」となぐり書きをして…。番組終了直後に勢揃いしてもらって撮った写真です。

 明日は気温が上がる予報です。そして明後日は雨が降るかも…。「復旧作業は天候に合わせた体調管理、熱中症対策ではこまめな水分補給を意識して」と、そんな助言も預かってきました。たくさんの皆さんが災害に負けるなと。もちろん、私たちは負けませんよ。

2025年8月21日木曜日

おにぎり握って


 豪雨で被災した仙北市西木町の上桧木内地区で、今日は泥のかき出し作業をしました。服装は完全防備、お昼ご飯におにぎりを握り、水筒には氷とお茶、泥のかき出しは雪ベラです。はい、責任も弁当も自分持ち!。

 この地区は若い頃からお世話になった皆さんばかりです。中でも高校からずっと一緒の山田さん宅で作業開始。早く済ませて郵便局通りに行こうと思っていましたが…。とんでもありません、半日作業なんてムリムリ!。かき出し作業も被災家財の搬出も、まだまだ時間が必要でした。

 畳や絨毯は乾燥すれば幾らか軽くなりますが、泥は乾燥すると飛散して厄介です。みんなガンバレー!。

2025年8月20日水曜日

土の匂い


 あちこちでお見舞いと声かけをして、アッと言う間に水があがった話しを聞いて…。現場に立つと土が流れた匂いがしました。これまで何度も嗅いだ災害現場の匂いです。

 その記憶はどれも悔しくて悲しいものばかり。どうかどうか、これ以上の被害が起こりませんように。この後また強い雨がありそうです。まだ大丈夫と思わないで早め早めの避難行動が大事です。何より生命を守ってください。私も周りの皆さんも、天候が回復したら浸水家財の運び出しとか、ドロかきとか床掃除とか、力仕事だったり片付けだったら少しは役に立てるかもと…。

 県は仙北市に対し、災害救助法の適用を決めました。被災者を一人にしないと、行政も生活再建にしっかり寄り添ってくれます。ガンバレ!、ガンバレ!。

2025年8月19日火曜日

梅沢の踊る大猫


 昔、生保内街道から少し入った梅沢集落に年老いた大猫がいました。日中はほとんど寝ていますが夜になると動き出し、軒下に干してあった手ぬぐいを肩にかけ何処かに出かけます。

 家の者は不思議に思いながら後をついて行くことにしました。どうやら行先は天正寺の境内です。近づくにつれ賑やかな太鼓や笛の音、たくさんの笑い声が聞こえてきました。見つからないよう木の陰に隠れて目を凝らすと…、何やら様々なバケモノが集まり、楽しそうに踊ったり跳ねたりしています。少し手前から手を打ち調子をとる大猫、その音で大猫が来たことを知ったバケモノたちは、「梅沢の大猫が来たぞ。さあ早く踊って見せてくれ」と囃し立てます。大猫はすぐ頬かぶりをして、他のどんなバケモノよりも上手に踊るのでした。

 ビックリした家の者は、気付かれないよう静かにその場を離れました。しかし家に帰ると、その大猫は既に玄関にいて、「オレが踊ったことは誰にも言ってはならないぞ」と、おっかない目で睨み付けるのです。「分かった分かった」と家の者が答えると、安心したようにその場を去って…。その後いったい大猫は何処に行ったか、知る人は誰もいません。
※全国昔話資料集成・角館昔話集(編者:武藤鉄城)

2025年8月18日月曜日

ハグロトンボの夢


 ウォーキングで何度も見かけるハグロトンボ。そのせいか、明け方はハグロトンボになって空を飛ぶ夢をみました。自由にあっちこっち飛んで疲れて草の葉に降りてウトウトして…。そこで目が覚めましたが、あれっ?…。

 まるで胡蝶の夢です。トンボになって空を飛ぶ夢を見ているのが私なのか、それとも夢で見たトンボが本当の私で、今の私はトンボが見ている夢なのではないか…。少しややこしいですが、こうなると私はトンボなのか人なのか自信がありません。でも何だかワクワクします。かなり面白い状況です。

 今晩はじっくり睡眠をとって、私がトンボなのかトンボの夢なのか、見極めようと思います。


2025年8月17日日曜日

怪談ナイト


 今日で6回目になる亀の井ホテル田沢湖の“お話し会”。お客さまから、「こんな地域を感じるイベントが旅行者には何より楽しい」と感想をいただきました。今日は少し怖いお話しも追加して…。

 いつもは、たつこ伝説・太郎伝説です。これをサクッと凝縮し残時間を怖いお話しにまわしました。写真の演目は〜お夏の祟り〜(角館版の番町皿屋敷)です。子ども数人が途中退席したので心配しましたが、後でご両親に聞くと「怖くなって席を立った」とのこと。いっそ、市内に伝わる怪談を市民の皆さんに聞いてもらう、怪談ナイトのお話し会が楽しいかも…。

 埋もれている昔話、まだまだありそうです。

家、売ります。


 道の駅かみこあにで昼食。その後で駅内を物色中に見つけた張り紙にビックリ!。「すごいな、最近の道の駅は家まで売ってるんだ。新手の空き家対策だな」と感心したら…。

 またまた早合点。よく見るとミニチュアのかやぶき屋で木工製品でした。これはこれで素敵です。ところで第1号の道の駅は1993年の登録で、道の駅豊栄(新潟県)など全国103個所でした。その後どんどん増え、この6月現在で全国1230箇所に。制度がスタートした当時は道路利用者の休憩施設でしたが、物産販売、観光拠点、防災センター化など、多様な機能強化で今も進化を続けています。

 最近は道の駅が目的地になっていたり、観光や交通の拠点地化を進める自治体が増えてきました。やはり外から来る皆さんへの総合案内役でしょうから、早合点でしたが…、この際いっそのこと、移住・定住、不動産紹介の仕事もしたらどうかな、と…。

2025年8月15日金曜日

いまを、戦前にさせない


 今日のABS秋田放送えび☆ステは、通常枠と報道番組が合体した終戦80年の特別番組。「いまを、戦前にさせない」と題し、県内のたくさんの取組みが紹介されました。出演の高橋大輔さん(写真中央)は探検家で…。

 高橋さんは男鹿に墜落したB29の残骸を発見し、墜落で生き残った米兵マーチンさんが県内で過ごした足取りを追いました。このVTRは涙でモニターがかすんでしまうほど感動しました。秋田県人は敵国の19歳の青年を手厚くもてなし、祖国に帰るまで面倒をみたのです。高橋さんが見つけたのは機体の一部ですが、それだけではなかった…。後年、マーチンさんは再び秋田を訪れ、お世話になった皆さんに御礼行脚をします。

 ところで私、高橋さんの本を何冊も読んでいます。いま読んでいる“仮面をとった浦島太郎”(朝日文庫)にサインをしてもらって、すごく嬉しいです!。

2025年8月14日木曜日

笑顔の青いラーメン


 意外にちゃんと美味しい…、そんな評判の青いラーメン(田沢湖ジェラート夏休み店)。皆さん実食の上でお確かめください。お店は16日(土)再開です。

 ご注文をいただいた皆さんには、なぜ美味しいのか舞台裏を説明しています。すると、さらに美味しくなる提案をいただくことも多く、完全にお客さまと共同開発のメニューになっています。何より嬉しいのは、食べた皆さんの笑顔、笑顔、笑顔…。

 青いうどん?、はい、試してま〜す!。

2025年8月13日水曜日

鬼籍の先輩とイッパイ…


 調べ物をしていて本をめくったら、20年以上も前の新聞の切り抜きが出てきました。田沢湖の水質改善を進める署名活動で、その成果を県知事に届けた時のものです。あの時に一緒だった西木正明さんも三浦久兵衛さんも鬼籍に入り…。

 今はもう教えを乞うことができません。署名活動を仕掛けた皆さんの中には、切り抜きが出てきた本の所有者・門脇勝さんもいました。門脇さんはこの記事が出た1年後に亡くなっていて、三浦久兵衛さんと同様にクニマス発見の喜びを分かち合えませんでした。そんな先輩の皆さんは多数います。

 今日は、日没の後で迎え火を焚きました。今ごろ先輩の皆さんは家族と再会しご馳走になっているかと…。でも少し経ったら抜け出して、夢の中でイッパイやりませんか。旅立たれた後から今日までの情報は提供します。それで今後の活動展開をどうかアドバイスいただければと思っています。

ひまわり畑


 今年みた中で最高のひまわり畑。各地は極端な高温や乾燥で株の生育不順が目立ちましたが、ここは見事に咲いていました。

 場所は秋田内陸縦貫鉄道の堀之内東踏切(仙北市西木町内)付近。田沢湖ジェラート夏休み店に出勤する朝、何度か立ち寄ってみました(写真は一週間前に撮影したもの)。今年はどこも管理が大変だった話しを聞きますが、ここはお日さまに向かって、みんな笑顔で咲いています。

 可愛いです。

2025年8月11日月曜日

12日・13日も開店


 田沢湖ジェラート夏休み店からのお知らせです。実は、お盆休みにしようと思っていた12日と13日は、皆さまからリクエストがあって急きょ開店することになりました。ワンオペなのでジェラートとか…。

 込み具合にもよりますが、一人では全メニューをお出しできないかも知れません。夏休みの店の店長からは、看板商品の青と白のジェラートは確実に提供するよう指示がありました。はい、頑張ります。時間に余裕があれば、その他のメニュー、さらにお話しの会など、皆さまのご要望にできる限りお応えしたいです。

 先ずは、お気軽にお立ち寄りください。時間は10時30分から16時まで。場所は仙北市西木町桧木内相内4番地、たつこ像が目印です。


2025年8月10日日曜日

お夏の祟り


 昔、角館を治める芦名のお殿さまが院内の大蔵観音をお参りし、その帰り道に神成沢の民家に立ち寄りました。喉が乾いて仕方なかったのです。その家の娘・お夏がお茶を入れお殿さまに差し出すと、その美しさに一目惚れしたお殿さまは…。

 角館の城に出て身の回りの世話をするよう奉公を命じました。嫌でしたが逆らうこともできず…、お夏のお城務めが始まりました。そんなある晩、お城で客人をもてなす酒盛りがありました。お殿さまはお夏を呼び出し、太閤殿下(豊臣秀吉)からいただいた10枚のお皿にご馳走を盛り付けるよう申し付けました。宴会は大成功でした。ところが客人が帰った後、1枚のお皿が割れていることに気づいたお夏は、びっくりしてお殿さまに報告。お殿さまは思い通りにならないお夏をこの時とばかりに罵り、お皿を割ったのはお夏と決めつけ、ついには城内の枯れ井戸に突き落として殺してしまいます。

 それ以降、夜な夜なお皿の枚数を数えるお夏の幽霊が出てお殿さまは狂乱。奥方は土川の小杉山に移り、また息子は病死、さらに3歳になる孫も縁側から落ちて死亡…、芦名家が断絶したのはお夏の祟りだと言われています。その後、お夏が死んだ井戸は夏の井戸、よく洗濯に行った沢は夏埋沢(なつめざわ)と呼ばれるようになりました。


お帰りなさい


 帰省の皆さま、お帰りなさい。田沢湖ジェラート夏休み店からのお知らせです。開店は10時30分から16時まで。ご要望の方には田沢湖の伝説、たつこと太郎の物語をお話しします。お気軽にお声かけください。

 夏休み店は小さなお店です。青いジェラートは田沢湖を再現しています。バタフライピーから抽出した天然色素を使用しました。たつこさんのクッキースプーンでお召し上がりください。白いジェラートは八郎湖を再現しています。日本海と交わる八郎湖をイメージして少し塩味があります。こちらは八郎太郎さんのクッキースプーンでお召し上がりください。2つのジェラートは岩手県雫石町にある人気店・松ぼっくりさんと共同開発しました。クッキースプーンは店主が一本いっぽん手焼きしています。

 たつこさんと八郎太郎さん恋人同士です。そんな愛の伝説をお話ししたくてウズウズしています。もちろん無料です。お時間のある方はお声かけください。お店は仙北市西木町桧木内相内4番地、お店の前のたつこ像が目印です。

2025年8月9日土曜日

8月9日を忘れない


 早朝、仏花を持って田沢の供養佛へ。2013年8月9日の土石流災害で、土砂に飲み込まれ亡くなった6人の皆さんを訪ねました。あれから12年です。

 「ここに生きる」と刻まれた慰霊碑に花を手向け、ご冥福をお祈りしました。そして少しだけ私や家族の近況報告もしました。市長職を離れてもうすぐ4年、毎年この日はここに来て、同じように皆さんとお話しをしています。決して8月9日を忘れることはありません。生前もお世話になった羽川喜一郎さん、ナツさん、一夫さん、龍子さん、羽根川稔さん、田口孝さん…、世の中はあの頃とずいぶん変わっていますよ。

 それにしても異常気象が日常になりつつあります。私は激しい雨音を聞くと、今もじっとしていることができません。こんな悲しい災害がこの先は二度と起こりませんように…。


2025年8月8日金曜日

老犬の介護について


 ABS秋田放送えび☆ステ今週の特集は、「犬の介護現場に密着」です。長く生活を共にした犬や猫は家族です。そんな彼らの老後に私たちはどう向き合えば良いのか、家族だけで抱えきれない時の対応は…。

 とても切実な問いかけでした。若い方々も同居している世帯だったら、例えば獣医師さんとか愛玩動物看護師さんとか、または老犬介護士さんとかペット介護士さんとか、いろんな方々の指導やサポートをいただくことも可能でしょう。でも息子さんや娘さんが家を出ている家庭では、お爺ちゃんやお婆ちゃんが老犬の世話をする老老介護の可能性が高く、人もペットもお互い疲労困ぱいするケースもあると…。番組では老犬の介護を決心した家族が、老犬介護士さんと一緒にリハビリトレーニングを継続し、少しずつ機能を回復していく様子が放映されました。

 子犬や子猫はそれだけで可愛いですが、ペットも家族と共に歳を重ねます。晩年になった時の家族の介護パワーは大丈夫か、ペットを飼う前にしっかり考えてください。一方、社会で介護パワーをどう維持拡大するか、行政と民間の積極的な関わり合いや仕組みづくりが必要だと感じました。

2025年8月7日木曜日

やまだのきみ


 秋田内陸縦貫鉄道の大野台駅ちかく、やまだ農園やまだのきみ直売所を訪ねました。お目当ては、やまだのきみ(山田市右ェ門さんと奥さんが育てたとうもろこし)です。美味さのレベルが違います。

 テレビ番組の取材でお伺いして以来、毎年この時期になると会いたくて食べたくて…。私はお昼前に着きましたが、大きいサイズのきびは既に売り切れでした(なんたって行列ができる直売所です。午前の早い時間に行くことをオススメします)。お父さんに「今年は天気が続いて大変だったな」と言うと、「雨が降らなくて大変だった。アライグマも悪さしてな」と。そんな苦労の結実を一刻も早く食べたくて、「母さん、まだ茹でたきみあるが?」と聞くと、「まだあるある」と茹でたてのきびを出してもらって…。

 ああ美味い!。

北欧ウォーキング


 素敵なログハウスで休憩、窓から見える芝生広場も本当に綺麗です。自宅から車で1時間少し…、ここ(北欧の杜公園)は贅沢な避暑気分が味わえます。

 園内には様々な施設、多彩なイベントがありますが、私はいつも歩くだけです。それでも充分に楽しめます。木陰に入ると吹く風も爽やかで、田んぼ道や街中を歩く時とは全く違う清涼感があります。

 皆さんもどうぞ。

2025年8月6日水曜日

コメの増産に向けて


 コメの安定供給に関する閣僚会議で、石破茂首相は「コメは増産に舵を切る」ことを表明しました。2027年以降になるそうですが、議論の道筋には農村再生の視点が不可欠で…。

 50年余に渡る減反政策からの大転換で、間違いなく日本農業の分岐点になります。この機会に、どうか農村の再生がコメの安定供給には不可欠だと、そんな思いで取り組んで欲しいと思います。増産に転じると言えば、全農家が増産モードに切り替わるわけではありません。何より農業者の確保、田んぼの確保、田んぼ周辺の生産環境の確保、例えば地域コミュニティ、水利、有害鳥獣対策、所得保障など、多くの課題をうやむやにして増産は叶いません。

 生産と生活が一緒の農村再生を進めることです。それには、それぞれ一つひとつの課題を政策化して、パッケージで提供することが効果的ではないでしょうか。

2025年8月5日火曜日

嬉しい雨だまり


 お祭り関係者の皆さんご免なさい。朝方から降り出した雨の感触を味わいたくて、雨だまりを見つけては、両足でバチャバチャ水しぶきを上げて歩いています。

 空梅雨から炎暑に続き、山も田んぼも畑も川も、人も動物も植物もカラカラでした。2〜3日前には局所的な夕立があったものの、まったく足りません。ヒビ割れた田んぼの写真が新聞に掲載されていて…、農作物への影響は最近にない深刻さです。この雨で少しでもと思ってしまいます。

 でも、どうかどうか降り過ぎないで…。2013年8月9日の土砂災害から間もなく12年です。

2025年8月4日月曜日

カッパの宿


 由利本荘市岩野目地区にある小羽広館(こはびろかん)。ここは昔、カッパが湯浴みをしていた沢に建つ一軒宿です。駐車場内にはカッパ大明神やカッパ橋、宿の玄関には大内カッパの会・カッパサミット例会場の看板が…。

 実に興味深いです。時間がなかったので入浴はできませんでした。でもご主人に「カッパの会の皆さんは何人ぐらいいるのですか?」と聞くと、「みんな高齢になって…、だいたい逝かれたかな」と。そうですか…、それは寂しいですね。キュウリに味噌をつけて食べながら、風呂上がりにビールで歓談する皆さんの笑顔が思い浮かびます。

 さあ、今週も元気だして行こう!

2025年8月3日日曜日

90歳の畑仕事


 抱返神社と座御石神社の雨乞いは効果絶大。ご利益で昨日の夕方は、まるでスコールのような夕立でした。おかげで今朝はいつもより涼しくて…。90歳の母はこの時とばかりに、畑に出てジャガイモを掘ります。

 私も少しは手伝いますが、昨日は汗が目に入って作業の邪魔でした。今朝はそんなこともなく、キタアカリ(芋の品種名)のお顔を見ながら収穫を進めることができて…。この新ジャガで煮っ転がし?、ポテトサラダ?、カレー?、ビシソワーズもいいなあ。

 しかし90歳まで、はたして私は畑をつくっているか…。

2025年8月2日土曜日

8月も絶賛営業


 田沢湖ジェラート夏休み店です。暑いです。猛暑です。と言うことで…、売り切れていたジェラートを追加製造し、わーい!8月も絶賛営業します。毎週土曜日・日曜日と11日(山の日)、皆さまをお待ちします。

 時間は10時30分から16時まで。午前は座って世間話しもできます。併設の古本コーナーもゆっくりご覧になれます。お昼や午後は少し混み合うかも…。お持ち帰りもできますが、遠方の皆さまは、クーラーボックスなどがあれば良いかも(先月サービスした発泡スチロールの箱はもうありません)。

 たつこと太郎のクッキースプーンで、ジェラートを味わってみてね。手があけば田沢湖シアター(語り部会)もしちゃいます!。

2025年7月31日木曜日

教えて園長先生!


 あぐらでベンチに座り、キュウリを持ってご機嫌なカッパの立体像を作ることになりました。でも前後左右や上下など、角度でどう見えるのか分からず、ポーズが似通った人形を探していて…。今日やっとガチャポンで見つけました。

 それが写真のフィギュア、皆さんご存知クレヨンしんちゃんの園長先生です。本名は高倉文太、その風貌から組長と呼ばれている人気キャラクターです。このフィギュアに甲羅を背負わせ、頭にお皿をのせ、口に短い觜(くちばし)をつけて、先ずは小さな立体にしてイメージを固めようと思います。

 あとは、どんな素材で立体をカタチ作ったら良いのか…。少し考えます。

2025年7月30日水曜日

雨乞石を守る七種木


 今日の仙北市角館は38.1度、観測史上で最高記録です。あぁ一雨ほしい…、と言うわけで最後の手段です。田沢湖の御座石神社鳥居横に鎮座する雨乞石(あまごいいし)を訪ねました。この石を守る七種木(なないろぎ)は…。

 まず雨乞石ですが、これは看板(倒れてる…)で分かるように、潮神を祀った石です。潮の流れを司っています。潮の流れは風の流れ・雲の流れで天候と表裏です。たぶん大昔に雨乞いの儀式でこの石を使い、中央の長方形のくぼみに田沢湖の水を満たし…、ご祈祷を行ったのではないかと想像しています。分からないのは七種木です。看板には「雨乞石を守るため、七種類の木が一株から自然に生えた」とあります。

 何か悪しき存在が雨を降らせるために儀式を行う、それを阻止するために、松・杉・桜・槐・えご・ 榛・梨を芽吹かせたのでしょうか。だとしたら、まるで黒澤映画の「七人の侍」です。農民を守り、地域を守り…。雨乞石と七種木、お話しができたら聞いてみたいことばかりです。

2025年7月29日火曜日

最強の抱返神社で雨乞い


 仙北市田沢湖の抱返神社(だきがえりじんじゃ)は、たぶん県内最強の雨乞い神社です。龍神や水波能売神(みつはのめのかみ)を祀り、これまで内外の皆さんの信仰を集めてきました。この夏のお天気続きで…。

 農家の皆さんは水不足対策に懸命です。それで全県の農家代表(自称)で抱返神社を参拝、「何とか適度の雨をお願いします」と雨乞いしてきました。ここで雨乞いをしたのは2度目です。前回は2012年、玉川ダムの水が枯れてダムに沈んだ集落が見えた年です。あの時は市長として関係省庁に要請活動をしましたが、一番最初に訪ねた場所が実は抱返神社でした。どうして抱返神社の力を信用しているか…、この辺り一帯は開墾地ですが、昔から水が不足していたため、奈良から水神様(水波能売神)を分けてもらって守護神としたこと、さらに龍神(水神)を祀っているのですから、こんな場所は他にありません。干ばつの度に雨乞いをして、その度にちゃんと雨が降り、多くの農民を救ってきた実績も最大評価に値します。

 ちなみに、県内には他にも鹿渡の雨乞い伝説、森山の雨乞い伝説などがあります。森山の雨乞いは、夜中に松明を灯し、桶に入れたイワシの塩辛を担いで山頂に登り、禿倉の扉に塗って逃げ帰る、なかなかシュールな方法が記録に残っています。

2025年7月28日月曜日

青いラーメン


 田沢湖ジェラートの裏メニューです。これまで試験的に販売し、お客さまからのご意見で改善を進めてきました。麺の食感、スープのこく、青の発色状況など、やっと納得のラーメンに…。

 辿り着きました。食べた方々に田沢湖の青を思い出していただけたら幸いです。難しかったのはバタフライピーと市販ラーメンの相性でした。カップラーメン、袋麺、生麺…、いろいろ試しましたが、これは(写真)美味い!。使用を決めたラーメンやバタフライピーの配合割合など、もちろん作り方は㊙ですが、皆さまには是非とも食べて欲しい一品です。

 8月(土・日)のお昼メニューに追加する準備を進めます。数量は限定になりそうですが、ジェラートともどもご愛顧をお願いします。

秋田で露地バナナが実った


 これも温暖化現象でしょうか。秋田大学キャンパスに植えられたバナナの木に花が咲き、幾房も実をつけています。もうビックリです。毎朝、この辺りを散歩している石山修さん(元仙北市副市長)から連絡をいただき…。

 さっそく見にいきました。ずっと手形に住んでいる石山さんも初めて見たそうです。すごいなあ、ついに南国の果物が秋田で、しかも露地でバナナまで結実するなんて…。私もサトウキビを植えていて、まったく問題なく成長することを確認していますが、すごい時代になりました。

 天候の変化は、植物や虫が敏感だと言われます。人間が感じる以上に事態は進展しているのかも…。

2025年7月26日土曜日

夏休み店でお待ちします


 田沢湖ジェラート夏休み店(西木町桧木内相内4)です。今シーズンもご愛顧をいただきありがとうございます。7月のこの後の開店は26日・27日・28日です。皆さまのご来店をお待ちします。

 ジェラートは人気の松ぼっくり(岩手県雫石町)さんと共同開発。バタフライピーの自然色素を抽出し、田沢湖をイメージした青(ミルク)と、八郎潟の冬をイメージした白(ソルトミルク)の2種類。ジェラートを食べるスプーンは手焼きクッキーで、2つの湖の龍神(たつこと太郎)を再現しました。その他、田沢湖ブルーソーダ、自家栽培イチゴで丸ごとかき氷、アイスコーヒー、青いラーメンなど…。

 8月の営業日はまた後ほどお知らせします。

2025年7月25日金曜日

熱中症にご注意を!


 ABS秋田放送えび☆ステ、今週の特集は暑すぎる夏の熱中症対策です。写真はどう話したら分かりやすいかなと、小林弥央さんと本番前の打ち合わせ。う〜ん、緊張感が足りないな…。

 まず熱中症の症状について。県総合保健事業団の神万里夫医師によると、「めまい、だるさ、吐き気、発汗、重度になると痙攣が起きたりします」と。実は私も経験があります。会議でホテルに行った時、ロビーで眼の前が真っ暗になって吐き気がして、体中から汗が吹き出して…。立っていることができず椅子に腰をおろして休んでいたら、ホテルの方が異変に気づき、冷たいお水を持って来てくれました。熱中症は屋内でも発症することを、このとき初めて知りました。

 最近、寝ていて足がつります。きっと歩き過ぎなんだと思っていましたが、この症状も熱中症の一つで、熱痙攣かも知れないそうです。寝ていても汗はかきます。すると身体の中のカリウムが失われ、それが原因で足がつるんだと…。晩酌のビールは水分補給にはならないと神先生は言っていましたが、「そんなことはありません!」と、一応の抵抗は試みています…。

2025年7月24日木曜日

耳のあるヘビ


 戦国大名・戸沢一族は、信仰を尊び慈悲憐憫を家風とした武家集団でした。その戸沢氏が、桧木内(現:仙北市西木町)に館を構えていた頃の伝説です。敵対する武将から「戸沢館は大蛇に守られている」との噂がたって…。

 しかもその大蛇には耳があったと言うのです。秋田の伝説(長山幹丸著)では、「この大蛇は今では奥石森と言う大小の石が散乱する山に引っ越した」とされています。しかし昭和になった後、その奥石森にワラビ採りに入った女たちが、耳のあるヘビを見たとの書き込みも残されていて…。もしかしたら、戸沢一族を守った耳のあるヘビが、今も奥山のどこかに生き続けているのかも…。

 戸沢氏は今も多くの歴史学者の研究対象です。理由は、一族の出所や後ろ盾など謎が多いからだと…。何にしても魅力的な一族です。
※写真は山梨県大月市に伝わる掛軸。


2025年7月23日水曜日

古本あらえみし


 JR仙台駅東口を出て徒歩10分。憧れの古本屋さん・あらえみし(荒蝦夷)を訪ねました。お店は普通の民家の中です。玄関で「こんにちは〜」と声をかけ、靴を脱いで上がらせてもらって…。

 有名な古本屋さんで出版社もやってます。取り扱う分野は多彩ですが、特に東北各県の幻想ミステリー、怪奇事象の写真集、民俗学などに力を入れていて、私は四方八方に積まれた本がどれも興味津々でした。近所に2号館があると言うので向かいましたが、不覚にも迷ってしまって…。次回は必ず辿り着きますよ。

 若い頃になりたい職業を聞かれたら、古本屋のオヤジと答えていました。そろそろかな。

今朝の虹


 この数日は早朝の水撒まきで30分、その後にウォーキングの日課です。今朝の虹が一番きれいに…。

 今年の大暑は22日、どうりで暑い毎日です。この季節、昔から〝う〟のつくものを食べて夏バテ防止をするのが習わしですが、なかなかウナギとはいかず…。そこで畑で大量に収穫できるキュウリに味噌を付けて食べています。ビールにもよく合いますよ。

 手づくりの虹がきれいに出てくれると、その日は何だかハッピーです。

2025年7月21日月曜日

参議院選挙の開票特番で


 7月20日投開票の参議院選挙・秋田選挙区特番で。選挙区は無所属の寺田静さん(現)が当選し、自民党の中泉松司さん(元)の追走は及びませんでした。投票率は58.57%で、3年前と比べて約3ポイントのアップです。

 序盤から与党の不利が伝えられ、物価高に対する政策論争、トランプ関税への対応などを争点としながら、日を追うごとに注目点は政権交代へと移行。新興政党の大躍進もあって、与党は参議院でも少数勢力に転落しました。番組内で田村アナウンサーに、「今後の国政動向をどのように見ていますか」と聞かれ、私は、「多様性が日本の強みです。以前から2大政党の考え方がありますが、小さな政党が緩やかに連携し合う政権が現実的かも知れません。肝心なことは国家国民のための政治を行うことで、次代の子や孫に新たな仕組みづくりを進めて欲しいと思います」と話しました。

 当選された寺田静さんのご活躍を心からご祈念申し上げます。

2025年7月19日土曜日

民主主義を冒涜する発言


 AKT秋田テレビ土曜LIVE!あきた。明日は投・開票が行われる参議院議員選挙で、選挙を棄権しないでと呼びかけるつもりだったのに…。今朝の魁新聞を読んでブチ切れました。あなた、それは民主主義を冒涜する発言ですよ!。

 候補者の皆さん、17日間の遊説ご苦労さまでした。秋田を日本を良くしたい、その思いが純粋でなければ、秋田県全域を駆け抜けることなどできません。選挙スタッフの皆さん、支持者の皆さん、本当にお疲れさまでした。それに比べて…、今朝の魁新聞に、〝新興政党が注目を集める中、政権幹部は「投票率が上がれば、与党は不利」と警戒〟の記事。まるで私たちは組織票で当選できるのだから、無党派層とか浮動票は邪魔…みたいに受止められて仕方がない自分勝手な発言です。民主主義の基礎中の基礎が選挙です。総務省も都道府県も市町村も、選挙時は投票に行きましょうの大キャンペーンを展開している最中、候補者が命がけで支持を訴え遊説しているのに、後ろから鉄砲を打たないでください。

 そもそも、組織票で勝てる選挙がまだ続いてると思っているとしたら、あなたの政治センスは相当時代遅れです。こんな発言が飛び出すと、3連休の中日に投票日を決めた(当初から投票率が下がる心配があった…)ことが、恣意的な判断によるものかと疑ってしまいます。価値観の違う多様な国民代表が意見を持ち寄り、より良い未来の仕組みづくりを議論する場が国会だと思っていましたが…。本当にガッカリな発言です。ますます皆さん選挙に行きましょう。
※写真は左から佐藤愛純アナ、竹島知郁アナ、高橋今日子コメンテーター、私。

バタフライピーの花が咲いて


 ABS秋田放送えび☆ステで。「この3連休はどう過ごしますか?」と藤田アナ。私は「田沢湖ジェラート夏休み店が20日にオープンしますから、お店番です」とお答えして…。

 その田沢湖ジェラートの青は、バタフライピーから抽出した色素100%の天然由来成分です。花も綺麗で観賞用で栽培する方も多く、またハーブティーとしても人気です。夏休み店ではお茶の試飲や、じっけん農場で咲いた(写真)花もご覧いただけます。お気軽にお立ち寄りください。

 田沢湖ブルーを美味しいジェラートで、たつこと太郎の物語をクッキースプーンでお楽しみください。ご来店をお待ちします。


2025年7月17日木曜日

田沢湖ジェラートの開店準備


 田沢湖ジェラート夏休み店の開店準備。大道具班の最初の作業は〝ハンドメイドたつこさん〟の補修です。オープン予定は7月20日の10時30分。場所は仙北市西木町桧内木相内4のNPOかじか瀬、はい、昨年と同じ場所でお持ちします。

 そうかぁ、たつこさんは作ってから30年です。あちこち連れ回す度に欠けたり割れたり、本当に酷使して来ました。ゴメンナサイ…。そんな反省や後悔も込め、今日は欠けた身体は石膏で整形し、ヒビ割れは接着剤で埋めたり付けたり、明日からはお化粧直しの塗装作業になります…。

 たつこさん、今シーズンもたくさんの皆さまをお店にお誘いしてね。

2025年7月16日水曜日

やっぱりウタマロ


 汚れたスニーカーの手洗いは、やっぱりウタマロ石けんです。3軒のホームセンターで、どの洗剤が良いかフロアの人に尋ねてみました。女性スタッフは全員がウタマロ石けんを推薦して…。

 わざわざ売り場まで案内してくれました。子どもたちが小さかった頃、ズックやユニフォームの洗濯でお世話になったウタマロ石けんは、今もイチ押し製品です。実は私、スニーカーの洗濯はもっぱらコインランドリーで済ませていて、洗剤にまで関心が届いていませんでした。今回は手洗いしたいと思ったことで、改めてウタマロ石けんの凄さを感じています。

 白いスニーカーだからなのか、洗濯前の段取り(ひどい汚れ箇所にはウタマロを塗り込むとか…)の効果なのか、私はコインランドリーより汚れが落ちるんじゃないかと…。

2025年7月15日火曜日

素敵なバス停②


 大仙市協和の上淀川バス停(羽後交通)。待合所のベンチに腰を下ろすと…、南の海の魚たちがニコニコ笑顔で話しかけてきます。

 海の中にいるような気分です。カクレクマノミ、ツノダシ、アカククリ、ウミガメ、ヒトデ…、あの大ヒット映画にも負けない可愛いキャラクターが、「今日も暑いですね」とか、「バスが来るまでゆっくりしてね」とか、思い思いに話しかけてくれて退屈しません。夏休みになったら水族館に行きたいと思っていましたが、バス停でかなり満足しました。

 子どもたちの作品でしょうか。映画が20年以上前ですから、制作から相当な時間が経っているかも…。隣のマックスバリュ協和店でお聞きしましたが、よく分かりませんでした。遅くなりましたが、描いてくれた皆さん、ありがとね。


2025年7月14日月曜日

小さなウージの森


 秋田産サトウキビの栽培実験も2年目です。5月11日、じっけん農場の育苗ハウスに定植し、2週間かけて発芽、その後は株も太り丈も1メートルを超えました。ハウスの中に小さなウージの森ができています。

 写真でも分かるように、根本から小さな芽(側芽)がたくさん出ています。これは株を増やす分げつが起こっている証しで、栽培にストレスがない環境だと考えても良さそう…。でも側芽の全てが収穫できるものではなく、自然淘汰されて強い芽だけが生き残るそうです。

 それでも前回の5倍の収穫量になりそうです。この中から強い種茎を選抜し、秋田の冬を越した秋田ウージを作りたいと思います。

2025年7月13日日曜日

神隠し


 夫婦は声の出る限りに娘の名前を呼びました。間もなく日没です。嫌な予感がよぎります。ふもとの集落が大騒ぎになったのは、血相を変えて夫婦が山から降りてきて間もなくでした。さっそく捜索隊が組織され…。

 畑に近い山を中心に多くの人が探し回りました。ところが、いくら探しても探しても、どこにも娘の姿はありません。もう日没です。夜には捜索もさらに困難になります。みんながそう考え始めた時でした。「帰ってきた、帰ってきたぞ」と暗くなった山道の向こうから声が聞こえました。夫婦はその声に駆け寄り、娘を抱きしめることができました。

 娘を見つけたのは、奥山の木材を切り出す仕事に行っていた男でした。みんな娘がどこにいたか聞きました。男が答えました。「奥山の作業場の近くに開けた場所があるだろう。あの平地の大岩の上に座っていたんだ。誰かと話しをしていたようだった」と。その大岩は大人も登ることができないような勾配です。そこで話しをしていた相手は…。


2025年7月12日土曜日

ガリガリ君VSスイカバー


 昨日のABS秋田放送えび☆ステで…。「暑過ぎる夏をどうやって乗り切ってる?」の問いかけに、私は「ガリガリ君(氷菓)を日に4〜5本食べてます」と答えました。すると番組を見ていた友人から、「ガリガリ君も美味しいけどスイカバーも…」。

 「スイカバーもなかなかだよ」とお知らせをいただきました。スイカバーはあまり食べた記憶がなく、その時は正直ピンと来なかったのですが…、でも気になります。そこで今日さっそく食べてみました(写真)。はい、すごく美味しいです!。大好きなスイカの味もちゃんとします。なるほど袋を見たら原材料にスイカ果汁の表記がありました。このアイスのシャリシャリ感は他の氷菓にはないかも…。種の代わりに入っているチョコレートパフもアクセントになっていて、食感を楽しくしてくれます。皮の部分の緑のアイスは、実の部分の赤いアイスとは別テイストで、ほんと良く考えられたアイスです。

 これまではガリガリ君に一筋でしたが、3本に1本ぐらいスイカバーになってしまうかも…。

2025年7月10日木曜日

田沢湖を生命あふれる湖に…


 西明寺小学校3年生のくりっこ探検隊で、「クニマス未来館はなぜ建てられた?」の質問に答えました。「それはね、クニマスとか他の多くの魚が住む生命あふれる湖を取り戻すためです」と…。

 「いまの田沢湖は病気にかかっていて、残念ですが魚を育てる力がありません。だからクニマスをいま湖にはなしても、クニマスは生き続けることができないんです。まず田沢湖の病気をなおすこと、そして将来的にはクニマスや他の魚が住める田沢湖に再生する、そのために市民や県民の皆さんがお金を出し合い、活動拠点となる施設を建設しました。未来館はそんな夢の実現に向かう玄関みたいな場所です」とお話しをしました。続けて「もしかしたら皆さんの中から、この夢を実現する人が出るかも知れません。もしかしたら皆さんの子どもが実現するかも知れません。その子どもの子どもかも知れません。大切なことは諦めないことです。現状を世界に知ってもらい、夢の実現に向けて協力者のネットワークを作ることです。そんな活動を諦めたり投げ出したりしないよう、未来館には生きたクニマスが、いまは水槽の中で泳いでいます。その姿を見ることで、きっと私たちは挑戦を続けることができると思うんです」と…。

 その他、地域に伝わる不思議なお話しも紹介しました。山の神さま、神隠し、カッパ、おばけ石、井戸の中の金、面箱石…、少し怖かったかな。


2025年7月9日水曜日

子どもたちを守って…


 もう3年になります。子どもたちが夏休みに入る前、欠かさずお参りしている四ツ小屋神明社。ここにカッパのお墓(河伯供養塔)があって、「どうか子どもたちを水難事故から守ってください」って…。

 お願いして、今年も自家製のキュウリをお供えしました。キュウリはカッパの大好物です。好きな食べ物は他にもたくさんあります。人間の肛門の内側にある尻子玉(現代の人間の臓器に該当部位はありません)や、スイカ、トマト、枝豆など季節を代表する野菜が大好きです。逆に苦手なものはヒョウタンです。小さい頃に水遊びで川に向かうと、すぐ川辺りでヒョウタンを栽培している農家がありました。今に思えば、あれはカッパから子どもたちを守るためだったかも…。

 みんな、元気に夏を楽しもうね!。


2025年7月8日火曜日

島酒場・大ちゃんをよろしく


 JR神田駅南口から徒歩3分、伊豆諸島・三宅島出身の浅沼大ちゃんです。彼は家内の友人の弟の後輩で、お店のオーナー兼料理長兼フロアマネージャー。次に訪ねる時は、秋田県民御用達、海の子・山の子交流酒場の看板を…。

 作って持って行こうと考えています。私は仙台の用事を済ませて東京へ移動し、酷暑の都内をフラフラになりながらウォーキング、我慢できず東京島酒場・大ちゃんに逃げ込んで、身体の渇きを島焼酎のロックで潤しました。それにしてもお魚が美味しいなあ(大ちゃんのお母さんが作ったコロッケも絶品)。千鳥足で新幹線に飛び乗り、また仙台へトンボ返りの強行軍でした。

 皆さま、東京島酒場・大ちゃんのご愛顧をよろしく!。