雨が小降りになった朝、ご近所を少し歩いてみました。小さな集落ですが空き家が目立ちます。昔よく遊ばせてもらった家の柿の実は、もう誰も取る人がいなくて…。
この辺りでもそんな状況ですから、仙北市内・秋田県内の空き家はどれくらいあるのか見てみたら、仙北市の空き家戸数は約500戸(2022年度末市調べ)、秋田県は約69500戸(2023年度総務省統計)でした。きっと庭に柿の木がある空き家もたくさんです。居住している家の柿の実も、最近は収穫する方々が激減していて、クマを引き寄せる禍因とまで言われて(何だか柿の木が可哀想)…。それで栗や柿の木の伐採補助を行う市町村が増えています。でも空き家だと主体者や同意者が不明なことが多く、なかなか伐採に至らないお話しをよく聞きます。
もちろん空き家対策や住民の安全対策は進めながら、一方で栗や柿の木の伐採をしなくても済むよう、収穫サポートや果実の活用支援と言った両輪走行が有効では…。それにクマ対策の長期的視点として、やっぱり健康な森づくりと里山再生は欠かせません。


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