全県の消防関係者の研修会でお話し会。最近は各地域や職域の皆さんからお声かけをいただき、あちこちでお話しさせてもらっています。さて消防と言うこともあって、まずは火消し婆のお話しから…。
火消し婆は、江戸時代の妖怪画集「今昔画図続百鬼」に登場します。また「東北怪談の旅」では、秋田県の宿場町で起こった不思議な出来事が記されています。その日、旧家で婚礼の祝い事がありました。大変なご馳走とお酒が振る舞われ客は上機嫌で帰宅。その後、番頭が座敷のロウソクの灯りを消し忘れていたことに気づき、急いで消しに行ったら…、そこに火消し婆が現れて灯りを全て吹き消し、いつのまにか姿も消えた、そんなお話しです。
さてお話し会では、夢の叶え方や生きる力の源、人口減少等について取り上げました。特にカッパの目撃件数が激減していることを、著名な経済学者トマス・マルサス(英国)の人口論を引用して説明してみました。これ人間社会にも当てはまります。
※火消し婆は地域伝承ではなく、創作物語だと言われています。


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