2025年10月10日金曜日

小野小町の本心は…


 大曲人権擁護委員協議会でお話し会。テーマは「伝説が今に語るいろいろ」です。お話しの切り出しは湯沢に伝わる〝深草少将の百日通い〟で、都から小野小町を慕い追って来た深草少将に小町は…。

 「その愛が本当ならば、私の庵の横に毎日一株ずつ芍薬を植えてください。花が百株になった日、あなたの御心を受け入れます」と約束します。しかし深草少将は百本目の芍薬を植えようとした百日目に、大雨で橋ごと川に流されて亡くなってしまいます。小町は自分の罪深さを悔い、その後は岩谷堂で自像を刻みながら寂しく生涯を閉じたと伝わっています。小町はどんな思いで深草少将の愛を試したのか、それが当時の常識だったのか…。何よりこの物語で明らな間違い行為は、むしろ深草少将にありました。それは…。

 さて人権擁護の研修会ですから、私が思う人権について少しお話しをしました。私の人権とは「あなたらしく生きる・わたしらしく生きる・人間らしく生きる」権利です。大好きな緒方貞子さんの言葉を勝手に引用して、ごめんなさい。

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