2020年3月28日土曜日

ドキドキの「笑って生ききる」


 瀬戸内寂聴さんの新刊「笑って生ききる」(中央公論新社)から、元気が出る幾つかの言葉をご紹介します。そしてドキドキしてください。

 昨年、瀬戸内さんのYouTube動画で、「皆さん、若さは一瞬で過ぎていきます。今こそ皆さんがしなければいけないことは“恋と革命”ですよ」との説法に出会いました。この映像には驚きました。以降、数冊の本を読みながら新刊を待っていて、今日「笑って生ききる」を読むことができました。消耗した一週間だったので、新書から元気をいただきました。例えば、○自分なんか…なんて絶対に言わないこと。それは自分に本当に失礼。○歳を重ねた人は若い人を褒めるのも仕事の1つ。○悲観的な考えしか浮かばないときは鬱になりかけている。そんなときは自分を楽しませること。解放すること。○人は生きている限り変わり続けることができる。明日の自分は今日の自分ではない。○煩悩から解き放たれたいが、欲望があるから頑張れる。仕事も恋愛もお金儲けも。その欲望で人間は苦しむけれど生きる力にもなる。人生はいつも無常で矛盾に満ちている。○幸せは笑顔に集まる。などなど。

 ところで、第三章の対談中、井上荒野さんとのヤリトリは読み逃せません。だって井上さんのお父さん(作家の井上光晴さん)は、瀬戸内さんの恋人だった方で、出家する直接要因になった男性です。そんな二人の対談です。ドキドキしてください。

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