2020年3月5日木曜日
仙北市議会3月定例会の一般質問②
3月定例会は一般質問2日目。今日は伊藤邦彦議員(市民クラブ)、阿部則比古議員(〃)、真崎寿浩議員(蒼生会)、八栁良太郎議員(蒼生会)の4人です。特徴的な質疑内容をお知らせします。
【伊藤邦彦議員(市民クラブ)】
Q.仙北市消防出初め式で、大曲消防署配備の消防ハシゴ車を見た。来年度は仙北市が購入予定だが高額な買い物だ。市内はさしたる高層建築物もなく不要と思うがどうか。
A.消防庁告示第1号で、高さ15m以上の建築物の火災鎮圧等のため、管轄内に中高層建築物が概ね10棟以上、または旅館ホテルで5棟以上ある場合は配備が必要とされている。市内には田沢湖高原地区をはじめ、中高層建築物で旅館ホテルが9棟存在していて、消防庁告示の基準で消防ハシゴ車の配備は必要。観光立市の仙北市でお客さまの安全安心、人命救助に有効と考えている。広域市町村圏組合の当初予算で承認をいただいた。
【阿部則比古議員(市民クラブ)】
Q.一般会計の当初予算規模が大き過ぎる。市民1人に配分される予算額で比較すると、大仙市は55万円、横手市は60万円、北秋田市73万円…、仙北市は83万円だ。
A.私もここ数年の予算規模は、仙北市の実力以上の予算規模だと思っている。来年度予算案は214億円だが、この中で特殊事情の事業費(庁舎整備事業や総合給食センター、植物工場など)を差し引くと190億円となる。それでも10億円ほど多い。私は180億円台でやっとだと考えている。今後の地方財政はますます厳しくなる。特別な財源がある間に、将来も必要な社会資本や先端産業に着手する予算案だと考えている。
【真崎寿浩議員(蒼生会)】
Q.神代地区の水道事業について、意向調査の内容や結果を伺う。あわせて計画外の地域への対応や年度毎の見通しはどうなるか。
A.意向調査を行った総数は472世帯だ。設問の精査など上水道を実現する会に大変お世話になった。水道の必要性には必要があるとの回答は166世帯(35.2%)、現在の飲料水に不安があるかの問いに、不安と答えたのが113世帯(23.9%)などだった。費用対効果を高めるため、水道に加入する世帯の多い地域を中心に事業を進める。計画外の場所も認可区域内で要望いただきたい。来年度は計画の見直しで再度検討する。
【八栁良太郎議員(蒼生会)】
Q.仙北市の過去5年間の捕獲有害鳥獣は、ツキノワグマ183頭、ノウサギ60匹、ウソ210羽、カラス362羽など全部で864個体。その被害内容と被害額を伺う。
A.ツキノワグマは水稲の未登熟米、スイカ、トウモロコシ、栗などの農作物の食害で、その被害額は5年間で483万円。ノウサギは杉の若芽の食害、ウソは桜の花芽の食害で、観光への影響は甚大だが、被害額として積算することが困難だ。その他、カラスはトウモロコシ等の農作物の食害、キジバトは大豆や水稲、アナグマはエダマメや養魚の食害、カルガモは水稲、ニホンザルは柿の食害などだ。いずれも銃器での駆除を行っている。
※一般質問に先だって、熊谷教育長が市内小・中学校の卒業式のコロナウイルス対策で、保護者の出席を認める判断に至ったと報告をしました。昨日の臨時教育委員会・臨時校長会で決定しました。
※写真は水道水のイメージ。
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