2020年3月4日水曜日

仙北市議会3月定例会の一般質問①


 仙北市議会3月定例会は、今日から一般質問が始まりました。初日は門脇晃幸議員(蒼生会)、田口寿宜議員(〃)、荒木田俊一議員(市民クラブ)、高久昭二議員の4人です。特徴的な質疑を概要版でお知らせします。

【門脇晃幸議員(蒼生会)】
Q.県内の小中学校では、2018年度の不登校者数27.4%増(対前年度比)で増加率は過去最高だ。仙北市の不登校者の実態と、その主な要因を伺う。
A.(教育長答弁)令和元年12月末日現在の不登校児童生徒実態調査では、市内小学校は3人、中学校は19人で、合計が22人となっている。不登校となったキッカケは、小学生では親子関係を巡る問題や病気による欠席が、中学生ではいじめを除く友人関係を巡る問題、情緒不安定、家庭の生活環境の急激な変化などが報告されている。将来、社会的に自立できることを最大目標にして、不登校児童生徒とその家族を支援したい。

【田口寿宜議員(蒼生会)】
Q.新型コロナウイルス対策で、経営が悪化した中小企業・小規模事業者をどう支えるか。また、ウイルスが終息した後の稼げる環境づくりは官民連携で進めるべきではないか。
A.先ず正確な現状分析が重要で作業中だ。インバウンドは激減し、国内での感染報道以降は、日本人のキャンセルも多くなり、6割弱が日本人と見ている。今後も各種ツアー企画にキャンセルは出るだろう。本当に相当に厳しい状況だ。もちろん国・県の制度の導入、例えば融資には利子補給も必要。また税制面での優遇制度も含め、新たな支援策の制度設計に入っている。早くまとめて議会最終日に追加提案したい。

【荒木田俊一議員(市民クラブ)】
Q.SDGsの取組みは、市民にはほとんど浸透していないのではないか。このままの進め方ではなく、地域や職域の中でワークショップ等の積み重ねが重要ではないか。
A.平成30年にSDGsに選定いただき、その後は多くの取組みがある。しかし、もともと仙北市の行政目標とSDGsの方向性が同軸で、市民は余りSDGsを意識しないで活動に参加している場面もある。看板を掲げての取組みと同様に、無意識での取組みも大切に育てたい。だれ一人取り残さない社会を実現したい。今後は市民の皆さんや地域、職域の皆さんと一緒に、ワークショップの開催などにも積極的に取組みたい。

【高久昭二議員】
Q.植物工場の構想は、市と田沢モータースの間でいつ話し合いが始まったのか。その財源をどのように工面するのか。生産及び出荷先の確保などはどうなっているのか。
A.話し合いが始まったのは、平成30年12月19日、先行操業している他市の向上を視察ことがスタート。その後、9回の協議があった。事業規模は25億7,400万円で、国補助金10億円、市補助金1億円(過疎ソフト)、その他14億7,400万円だ。生産と出荷先については、栽培技術指導をの都内企業が全量買い上げで同社の物流ラインを活用する。大手コンビニ・スーパー向け総菜加工会社、外食向けに出荷予定だ。
※写真は懐かしい教室のイメージ。 

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