2017年9月14日木曜日

秋田駒ヶ岳の火山性地震①



 今朝から秋田駒ヶ岳で火山性地震が発生しています。仙台管区気象台は「火山の状況に関する解説情報(臨時)第1号」を発表しました(以下が全文です)。噴火警戒レベル1(活火山であることに留意)に変更はありません。現在も情報を収集中です。


※「火山の状況に関する解説情報(臨時)第1号」
1.火山活動の状況
 秋田駒ヶ岳では、本日(14日)火山性地震が増加し、8時から12時までの4時間に129回の火山性地震を観測しました。震源は男女岳(おなめだけ)の北西約1km付近、深さは約1から2kmです。火山性地震の発生回数は以下のとおりです(速報値)。
  14日 8時から09時   3回
            9時から10時 42回
           10時から11時 65回
           11時から12時 19回

  火山性微動は観測されず、地殻変動にも変化はみられません。また、東北地方整備局が設置している監視カメラによる観測では、本日(14日)、女岳(めだけ)で10mの高さの噴気を観測していますが、これまでと比較して特段の変化はみられません。気象庁では、明日(15日)火山機動観測班を現地に派遣し調査を行う予定です。


2.防災上の警戒事項等
  地震活動が継続していますので今後の火山活動の推移に注意してください。また、女岳周辺では噴気活動がみられますので注意してください。なお、火山活動の状況に変化があった場合には随時お知らせします。



 仙北市では、上記の解説情報を登山者の目にとまる場所に表記したり、宿泊施設と情報共有などを行っています。また、明日の朝から市危機管理監などが登山を行い、現状の確認を行う予定です。

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