2017年4月29日土曜日

クニマス5月10日に秋田へ


 平成22年に西湖(山梨県富士河口湖町)で発見されたクニマスが、5月10日に秋田へ帰ってきます。陸路で山梨から秋田に入り、北秋田市阿仁の秋田県内水面試験池にいったん収容。ここで状態を安定させた後、6月中旬には仙北市の田沢湖クニマス未来館へ移送し、7月1日のオープンで一般公開します。

 クニマスは3歳魚10尾(全長約15㎝、体重約50g)。昨年末に山梨県と秋田県と仙北市の3者で覚書を締結し、未来館への貸与が実現しました。阿仁の内水面試験池には温度調整ができる大型水槽があって、飼育技術を持った研究員が常駐しています。ここでクニマスを預かっていただき、建設中の未来館に同種の水槽を設置後、クニマス生息に適した水質となった段階で仙北市に再移送する予定です。水槽の中ですが、クニマスが田沢湖に帰ってきます。ここがスタートです。田沢湖の水質を改善し、クニマスが生息できるようになる日まで、世界中の皆さんの応援をお願いします。

 なお阿仁内水面試験池は、魚類の防疫上一般の皆さんの入場はできません。7月1日の田沢湖クニマス未来館オープンまで、もう少しお待ちください。

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