2016年2月4日木曜日

角館のお祭り全体会議

今日は午後7時から角館交流センターで「角館のお祭り全体会議」を開催しました。お忙しい中、また雪が降る中をお集まりいただき、本当にありがとうございました。案件は角館のお祭り安全対策(案)について等です。

 安全対策(案)は、1月25日に安全対策委員会(後藤悦郎委員長)から答申を受け、この答申を1月28日に開催した実行委員会で精査したものです。16項目にわたる改善案と新たな組織体制案で構成されています。以下改善案の項目です。

【顕在化した課題から】
1.曳山運航時における泥酔者の排除、並びに張番内での泥酔者の排除。
2.曳山に参加する全ての者に半纏着用を義務化。
3.曳山責任者会議決定事項の遵守。
4.角館祭禮張番協議会の決定事項の遵守。
5.角館消防署救急救命士配置の検討。

【潜在的な課題から】
6.運搬車の目的(食糧運搬・ゴミ処理)の明確化、飲酒を主目的とすることの禁止。
7.曳山激突時の喧嘩の禁止。さらに人身事故及び物損事故はあってはならない事項で、あった場合は両曳山の責任とし、張番の処分対象とする。
8.観光客の安全対策の徹底。
9.各丁内は6月上旬までに安全委員及びそのメンバーから安全委員長を決定し、委員長を中心に8月下旬には安全講習会を開催する。さらに9月下旬に安全対策会議反省会を開催する。
10.参拝時間、上覧時間及び曳廻し時間の時間的問題を関係機関に協議。
11.角館総鎮守神明社による神明社五箇条、並びに勝楽山成就院薬師堂遵守事項(現在検討中)の遵守。
12.角館総鎮守神明社及び勝楽山成就院薬師堂の参拝時、並びに佐竹北家御披露中における飲食の一切を禁止。
13.新たな組織に検証委員会を設け、お祭り期間中はもとよりお祭り以降も継続して検証していく。角館祭禮張番協議会は、後日総会時の決定事項を公表する。曳山責任者会議は、お祭り後反省事項を文章にて公表する。
14.伝統文化を継承する事、継続的に安全確保を検証する事、新たな組織づくりに伴い新たな連絡網を構築する事を実現するため、新たな組織を作ることを提案する。
15.お祭りの伝統を継承するために、角館町観光協会が昭和60年に制作した「角館の祭典」を復刻する。
16.次世代を担う後継者である子ども達を指導育成し、伝統文化を正しく継承する。

【新たな組織案】
 主な構成組織は、角館のお祭り保存会、角館町祭禮張番協議会、曳山責任者会議、角館町観光協会、仙北市(他、関係機関・団体)等。これらの団体から推薦で検証委員会委員を出し、検証委員会を構成する。その他、学識経験者を依頼することもできることとする。組織を代表する委員長、参与として角館総鎮守神明社氏子総代会、勝楽山成就院薬師堂総代会を想定する。

 などです。全体会議では「角館の祭典」にはお祭りの起源などについて余り記されていないので、子ども達用の教本を新たに作成した方がよいとの指摘、また検証委員会の設置時期と人数、新たな組織設立までの手順などに質問がありました。子ども達用の教本は作成することとし、検証委員会の設置時期、新たな組織の設立などは、何とか今年度中としたいと言うこと、人数はこの後設置する新たな組織の準備会で検討することなどを答弁し、最後は拍手で承認をいただくことができました。ありがとうございました。安全対策が計画通りに実施されるかどうか、それは今後の各団体の本気度にかかっています。その本気度をものすごく強く感じました。今年のお祭りまで半年少しです。

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