2014年9月3日水曜日

9月定例議会「市政報告」その5

【農林部】
◇水稲の生育状況について
 2014年産の秋田県の水稲生育状況は、春以降好天に恵まれ順調に生育してきました。7月の気温・日照時間が平年を上回ったことから、8月に入って天候不順な日が続いたものの、登熟はほぼ平年並みとなっています。
 出穂最盛期は平年より3日早い8月4日、1平方メートル当たりの穂数は平年比「多い」、1穂当たりの着粒数は平年比「やや少ない」となっています。今後、斑点米カメムシ類の被害や、出穂期頃から高温多湿の気象が続いていることから、くさび米・乳白粒・心白粒などの被害が心配されますので、適正な防除等ほ場管理に努め、JA等の関係機関と連携しながら適期刈取の啓発活動に努めます。

◇秋田スギバイオエネルギーセンターについて
 今回の火災により建屋の鉄骨柱部分も一部罹災したことから、月島機械(株)に対し、この鉄骨柱部分交換経費を含めて計上し再提出することを求め、8月27日に設備撤去・復旧工事、建屋建設等含め税込で11億円を超える見積書の提出がありました。
  これで本事件に関する全被災額が出たことから、国・県等の関係機関との事務協議を本格化させています。また火災保険についても、秋田県町村会と協議を進めています。このような現状で、本施設の今すぐの稼働は困難です。事故処理の目処がつくまで当分の間、休止します。

◇「道の駅」を拠点とした地域活性化の調査について
 仙北市における「道の駅」構想は、市議会の一般質問やまちづくり懇談会でも提案・要望をいただいていることから、現在複眼的な検討に入っています。市内農産物直売所の現状・課題に加え、地域特性(素材、生産者、加工施設等)、仙北市の産業や観光の振興、まちづくりの推進に必要な「道の駅」の機能を明らかにし、11月を目途に報告書としてまとめたいと思います。

◇仙北市海外戦略に関する取り組みについて
 8月18日、本市の観光・農業・食に関する地域産品等の海外展開を推進するため仙北市海外戦略アドバイザーに、株式会社アジア・メディアプロモーション代表取締役 渡邊竜一氏、一般社団法人元気ジャパン代表理事 渡邉賢一氏を委嘱しました。

0 件のコメント:

コメントを投稿