2014年9月26日金曜日

閉会のあいさつで~米の概算金急落対策を~

9月3日開会の平成26年第5回仙北市議会定例会の閉会にあたり、一言ごあいさつを申し上げます。
 本定例会に提案した条例案・補正予算案等、また本日追加提案した案件等の議案について、活発かつ慎重なご審議を賜り、全ての議案についてご可決、ご承認をいただくことができました。誠にありがとうございました。
 会期中に議員の皆様からいただいた多くのご意見等については、十分尊重・参酌し市政運営に全力で当たります。

 続きまして、ご報告とお願いです。

 初めに再生可能エネルギー事業についてです。
 民間事業者による再生可能エネルギー事業への参入に関して、平成24年度から、民間事業者や株式会社北都銀行を中心に勉強会を重ねてきました。平成25年7月に「仙北市メガソーラー事業推進協議会」を設立し、平成26月3月には経済産業省にメガソーラー事業の申請を行い事業認可をいただき、整備場所も田沢湖卒田字黒倉地内と決定しました。
 9月17日、市内に工事施工・管理運営を目的とした会社「SPC(特定目的会社)株式会社せんぼくおひさまプロジェクト」を立ち上げ、現在、事業着手に向け準備を進めています。代表取締役には、株式会社日高建設の日高英樹氏が就任し、今後は本事業に賛同 ・応援していただける出資者を募る予定と伺っています。
  事業の概要については、
   整備場所 田沢湖卒田字黒倉地内
   敷地面積 33,929.4㎡
   発電量 1,703kw
   事業費 4億5千40万円
   売電価格 37円/kwh(消費税等抜き)
 とのことです。
 なお本事業には、ふるさと融資制度を活用したいとのお話しも伺っています。

 次に所得税還付等に係る損害賠償請求訴訟についてです。
  平成25年7月4日に、原告3人から提訴された「所得税の不正還付に係る損害賠償請求訴訟」の第9回口頭弁論が、9月5日、秋田地方裁判所で開催されました。当日は、原告側・被告側から提出された最終準備書面の確認が行われたあと結審しました。判決は、11月21日(金)に言い渡される予定です。

 次に2014年産米概算金急落に伴う農家支援策についてです。この事案は、先ほど議会でも意見書の提出・決議、先日は農業委員会から要請も受けています。
 県では24日、県内農家向けの無利子融資制度を創設する方針を明らかにしました。仙北市では現在、市独自の支援策について検討を進めています。現状は農家経済を取り巻く環境が極めて厳しく、そのレベルはかつて経験したことがないものです。地域経済の危機ととらえ、来年度予算も含めて対策を講じなければならないと強く認識しています。当面の対策として、今期の刈取りや来年以降の再生産に向けた意識を維持できるよう事業内容を整え、10月中旬をめどに臨時議会の開催をお願いしたいと考えています。
 また臨時議会終了後、庁舎整備基本構想の素案について説明の機会を設けていただくため、全員協議会の開催についても併せてお願い申し上げたいと思います。

 最後に10月4日から11月3日まで、国民文化祭が県内各市町村で開催されます。「愛・クニマス」など既に開催となった事業の他、今後、仙北市では12事業と3つの県民参加事業が開催されます。議会の皆様をはじめ多くの市民の皆様のご来場をお願い申し上げ、閉会のあいさつといたします。

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