2013年3月18日月曜日

そして市民懇談会


 角館バイパス開通式終了後、一休みして夜は市民懇談会。「市政の現状と未来」について、3時間弱の意見交換でした。本当に参考になりました。幾つかを照会します。

・市職員の給料は銀行振り込みになっているが、現金手渡しにした方が地元商店街に金回りが良くなるのではないか。
・大学誘致は夢のある政策。しかしどのような大学をイメージしているか伝わらない。体育大学など小規模でも特色ある大学に特化すべきではないか。
・医師に公務員の自覚が足りない。もっと市民の思いを受け止める先生になって欲しい。・空き家対策が深刻。善意で雪下ろしをしようと思ったが、屋根に登ることにも法の縛りがあった。条例でどれだけのことができるようになるのか注目している。
・地域運営体は幹部の人間の資質が重要。不要なモノにも補助金を交付しているイメージがある。制度の見直しが必要だ。

 どのご意見にも、“なるほど”と思わせることがあって、もっともっと複眼視しないといけないなあと、改めて認識できました。皆さんの町内・集落・職場でもお話をしたいことがあったら、ご遠慮なくお知らせください。

2 件のコメント:

  1. 「医師に公務員の自覚が足りない」
    本当に市民がこの言葉の通りに言ったとすれば、仙北市の住民は「病院は市民の所有物だ」と勘違いしているのでしょう。

    今回の発言をした市民が市立病院を受診した時に、不愉快な思いをしたのかもしれません。
    でも、民間の医療機関を受診していたら、「民間だから仕方がない」と考えるのでしょうか?
    そうだとしたら、民間の医療機関では許される対応が、市立病院では「公務員の自覚が足りない」と言われることになります。
    その根底には、「市立病院は住民の所有物であり、そこの職員は住民の言うとおりにするべきだ」という考えがあるからではないでしょうか?

    市立病院の医師は必ずしも、公務員の身分が欲しくて勤務しているわけではありません。
    当然、民間の医療機関で勤務することも可能なのです。

    公的医療機関の存在意義について勘違いしている住民たちのおかげで、各地で医師不足、看護師不足に拍車がかかっています。
    その結果が、病院の規模縮小や閉院です。

    市民の意識が変わらない限り、仙北市の医療の行く末は明るくないでしょう。

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  2. いつもブログを見ていてくれて、ありがとうございます。市民懇談会の際、発言のあった方は、「民間の医院と公設の病院の違い」から、表記のようなお話につながりました。医師など医療に携わる皆さんには、確かに「公務員の身分が欲しくて勤務しているわけではない」でしょう。でも違和感を感じるコメントです。

     市役所の職員は、市民の皆さんに何とか役に立とうと、多くのクレームにもまた格段に高い課題にも、諦めずに立ち向かう毎日です。市民の皆さんは、市の職員の働きには決して満足ではないと思います。全く機能しないような自治体に暮らす住人は、別の自治体に移住することができます。住人は行政も選べるわけです。でも自分などは、多くの職員と同様に仙北市に住んで良かったと思って欲しい、その一念で仕事をしていますから。「公務員」と言い表した言葉の後ろ側には、そんな思いも含まれたモノだと受け止めています。

     市民の意識はとても大切だと思います。先生のご指摘も理解しているつもりです。でもそれだけでもないかな、と。それだけで仙北市の医療の行く末は明るくないと言われたら、辛いです。

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