2011年1月11日火曜日

新たなネットワークが


 さて、創造都市ネットワーク会議も終わり、懇親会も中締めに近づいたとき、主催者の一人、佐々木雅幸都市文化創造機構理事長に「ちょっとお話しをしましょう」と話しかけられ別室に。

 さて別室では、同じようにして集まった10人ぐらいの皆さんと対談です。佐々木雅幸都市文化創造機構理事長が言います。「どうでしょうか。これまでは大都市圏で創造創造活動が行われてきましたが、文化庁のご尽力もあって、中之条町や木曽町、仙北市と言った小規模な市町もモデル事業地域の指定が実現しています。創造都市ネットワークは、農村部の芸術文化力が重要との考えから、都市ネットワークに農村型自治体も加えたいと思うのですが…」。この発案に対し斎木宗人神戸統括官は、「全く賛成です。文化は農村部と都市部を区切って論じることはできません。そもそも都市計画関連法と農山村活性化関連法が別々になっているのは、日本だけです。この縦割りを文化庁から切り崩していただきたいのです」と発言。自分は「財政力の弱い小規模自治体で、人材、それに情報の確保が可能になれば有り難いことだ」と言わせてもらいました。

 結果としては、「創造都市・田園ネットワーク」と言った枠組みの名称にしようと言う方向性でまとまり、対談を終了。新しい政策が生まれる場面に居合わせた思いです。斎木宗人神戸統括官が言った「あの神戸震災のとき、炊き出しは六甲山を越えて農村部からやってきた」と言う言葉が印象的でした。

※写真は右が佐々木雅幸都市文化創造機構理事長、左が斎木宗人神戸統括官。

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