2024年4月10日水曜日

カタクリと花さき山


 仙北市西木町のカタクリ群生地で、陽なたのカタクリが咲き始めました。毎年この風景を見ると、齋藤隆介さんと滝平二郎さんの絵本「花さき山」を思い出します。その物語の中で…。

 山んばが主人公のあやに言います。「自分のことより、人のことを思って涙をこらえ辛抱すると、その優しさとけなげさが、こうして花になって咲き出すのだよ」と。そして絵本の花はカタクリにそっくりです。西木町のカタクリ群生は20ヘクタール(東京ドーム4.2個分)で全国屈指。最盛期には赤紫の花で栗林がうめ尽くされます。人の優しさで花が咲く里山…、たくさんの愛を感じてカタクリをご覧ください。

 写真は赤倉栗園(4月10日夕方撮影)。栗の根本にはキクザキイチゲ(菊咲一華)の白い花も群生していました。
※カタクリ群生の郷は4月12日から開園します。

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