2023年10月3日火曜日

家盛の夢


 西明寺小学校のふるさと学習で、戦国の武家集団・戸沢氏のお話し。戸沢氏は不思議な伝説が多くて大好きです。例えば13代・家盛が見た夢は、門屋城から早く角館城に移れと…。

 ちょうど600年前の1423年、家盛は門屋城で休んでいて夢を見ます。夢の中に衣冠を正した老翁が現れ、「早く城を角館に移しなさい。そうすれば子孫は反映します」と語りかけてくるのです。家臣の中にも同じ夢を見た者がいて…、信心深い家盛は「これは何か起こるに違いない」と、門屋城から角館城(小松山城)に拠点を移しました。すると…、程なくして一帯に大地震が起こります。門屋は地形が変わるほど大きな被害に見舞われましたが、角館に大きな被害はありませんでした。

 その後、戸沢氏は小川城・松岡城を経て、新庄藩6万石の藩主となります。夢に出てきた老翁は誰だったのでしょうか…、みたいな伝説を織り交ぜながらのお話し会になりました。6年生の皆さん、熱心に聞いてくれて本当にありがとう。

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