2023年5月23日火曜日

武器提供で戦争は終わるか


 この数日、農作業をしながら先進7ヵ国首脳会議(G7)を注視して来ました。事件なく安全に閉幕できて本当に良かった。一方で成果報道の中に違和感を感じた幾つかがあって…。

 一番のモヤモヤはロシアのウクライナ侵攻への対応です。米国のバイデン大統領は会議に参加したウクライナのゼレンスキー大統領に、F16戦闘機の提供や経済的・人道的・軍事的な支援を続けると約束しました。イギリスは巡航ミサイルと戦車、ドイツは戦車と戦闘車、フランスは装甲車、カナダとイタリアは地対空ミサイル、日本は自衛隊車両と建機を提供するとの発表です。武器提供の報道を被爆地・広島の皆さんはどう受け止めたでしょう。これで戦争は終わるのか、終わるどころか逆に戦火の拡大に繋がらないのか、心配になった人も多かったのではないでしょうか…。

 米中問題、グローバルサウストとの連携、そして核軍縮の再起動…、どれも会議メンバーではないロシアや中国の動向で事態は変化します。東西の主義・主張を超えた議論の場はどこにあるのか…。
※写真は2023年5月20日〜23日の秋田魁新報


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