2023年5月30日火曜日

津軽の鬼コ


 青森の友人から津軽の鬼伝説を聞き、弘前市と平川市で“鳥居の鬼コ”を訪ねました。この辺りには鳥居に鎮座する鬼コが40体以上いると言われていて…。

 鬼コは水害が多かった岩木川流域の神社に多いようです。鬼と呼ばれているので悪の権化を想像しますが、津軽の鬼は厳しさと恵みを合わせ持つ神のような存在。災いや疫病が集落に入らないように見守っている…、人々は今もそう信じています。さらに他の場所の鬼と違う点は、鬼コの体色が多彩なこと。そして表情も本当に豊かです。

 写真は右上が月夜見神社(弘前市)の赤い鬼コ、右中が三社神社(平川市)の青い鬼コ、右下が撫牛子八幡宮(弘前市)の緑の鬼コです。

0 件のコメント:

コメントを投稿