2022年12月29日木曜日

漆原のならのき石


 仙北市西明寺の八幡神社に祀られている“ならのき石”です。伝説では、丑三時(うしみつどき:午前2時から2時30分ごろ)になると一つ目の大入道が現れて…。

 「秋田の伝説」(長山幹丸著)によると、「一つ目の大入道は通行人を襲ったり人家に乱入したりで、周辺の人々は困り果てていました。原因を占ってもらうと、大入道の正体は北外れの墓地のならのき石とのこと。ある夜、墓地を通った慈明院法師の前に大入道が現れ、ものすごい勢いで掴みかかってきました。しかし法師は剣の達人で腰の一刀を抜いて応戦。スキを見て斬りかかるとガチっと音がして…。翌朝、法師が墓地に戻ってみると刀傷のついた石が横たわっていました」。

 勝手に除雪隊ウォーキングで立ち寄りました。写真では分かりにくいのですが、刀傷と思われるクボミ、あります。

0 件のコメント:

コメントを投稿