2021年7月10日土曜日

40年先を走っています


 仙北市の高齢化比率は42.9%(今年5月末)です。政府は日本の高齢化比率が40%に達する予測を2060年と見込んでいますから、仙北市は40年先を走っていることになります。と言うことは…。

 40年先の日本の高齢社会を、現在の仙北市から見ることができると言うことです。もちろん人口集積度や居住環境で条件が違いますが、でも意識は共通しています。例えば、今日の仙北市のお年寄りが嬉しいサービスは、40年先、日本国中で必要だと思うサービスです。そんな課題先取りの日常を過ごしていると考えれば、よく耳にする悲観的な会話、「仙北市は高齢化比率が高くて将来ビジョンを描けない」でため息をつく暇はありません。

 実際、超高齢地域の集落課題を分析し、改善策を見つけ出す取り組みは始まっています。システムを形成できれば40年先の日本国中で必ず役に立ちます。いえ、既に日本は世界の中でダントツ高齢国ですから、続くイタリアやスウェーデンからだって、ノウハウの引き合いはきっとあります。

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