2020年5月22日金曜日

近くの神さま



 昨日、政府は関西3府県で緊急事態宣言を解除し、北海道と首都圏4都県を継続としました。安倍総理は、その継続も月内解除の可能性に言及しています。しかし人の動きの規制は続きます。やはり経済再生の初めの一歩は域内の支え合いです。

 秋田県は、県民に県内で観光や飲食の機会を創出するため、プレミアムを付けた割安な飲食券や宿泊券を発行することにしました。さらに仙北市はプレミアムを嵩上げする事業の制度設計をしています。ところで仙北市の人口は約2.5万人、秋田県は約97万人ですから、仙北市は県のプレミアム事業の実施でチャンスが38倍に増えます。さらに、東北は東日本大震災時の支え合いからも分かるように、各県の絆は他の地域と比べものにならないほど深いことから、コロナ後の経済再生でも連携することは十分考えられます(と言うか連携しなければいけません)。そうなれば、隣接する青森・岩手・山形・宮城で586.4万人、これに福島と新潟を加えると994万人。仙北市だけで域内の支え合いをする場合の約400倍のチャンスが到来することになります。東北各県で連携して、それぞれの市町村をそれぞれが訪ね歩く、新しい支え合いの取組みが是非とも必要です。

 これまでは観光入込み数などが、観光・交流の指標になっていましたが、これからは数ではありません。質の時代です。満足感です。まず足元を見て、遠くの神さまより近くの神さまに何度も訪ねてもらえるよう、高齢者や障がい者や子ども達にも喜んでもらえるよう、やれることは全部やりましょう!。

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