2020年5月4日月曜日
まちが変わる・未来が変わる
シンプルな毎日が続いています。外出自粛、自習、家食、掃除…。多くの皆さんが今やれることに一生懸命です。コロナウイルスがパラダイムシフトだとしたら、私たちは未来に向かう戦略づくりが必要です。それは大きな方向転換です。
世界中が変わります。仙北市を考えると、特に農業や観光、医療や教育は、その在り方をガラッと変える必要がありそうです。例えば農業は食糧生産機能の拡充等が課題です。コロナ対策の安全性から家食がしばらく続くとすれば、米や野菜、果実、肉類などの自給率を高める必要があります。現状の遊休農地の再生、高齢農業を支えるIot生産システム、そして新規就農者の獲得、物流の改善…、これらに時間をかけている暇はありません。仙北市は市民の食卓を支えられる農業政策に向け、担当部が既にビジョンづくり会議の組織化に動いています。
例えば観光は仙北市の稼ぎ頭です。仮にウイルスの特効薬ができても、世界では2波・3波のコロナ感染が各地で続くと言われていますから、昨年までのような国際間の人・モノの流動はしばらく困難です。世界がそうだと日本も都道府県も危機対応フェーズです。そこで当面、仙北市は国内観光で高齢者・障がい者、学生対象の教育旅行等を重点と考えてはどうか…、そうなれば何が問題か等、担当部に検討をお願いしています。
医療分野で言えば、先ずは資機材の生産体制を確立することです。また県境を越えて医師の往来が自粛される場合を考えたら、やはり各都道府県で十分な医師など医療従事者を育成し確保しておかなければ命を守れません。これは市の課題としては荷が重すぎます。学校教育は、全ての子ども達にリモート学習の家庭環境を整える取り組みが大事です。現状では家庭環境が不明でした。早期の改善策とリサーチを依頼中です。
この後は、過密でリスクが高い都会を離れる皆さんの地方移住が進みそうです。地方は現状の人材で課題を解決する考えから、もう少し可能性を広く捉えることができるかも知れません。私が思いつくだけでも、変化はさらに多様な分野で起こります。最近、改めて清浄な自然、空気や水、土、文化が大切に思えています。
※パラダイムシフト:その時代や分野において当然のことと考えられていた認識や思想、社会全体の価値観などが革命的にもしくは劇的に変化すること(Wikipedia)。
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