2019年11月12日火曜日

おやき空を飛ぶ


 都道府県会館(都内平河町)で食品流通合理化検討会。トラックドライバーなど人材不足が深刻化する中、関係者が次世代流通の有り様を探りました。仙北市からは、今月19日と26日に実施予定のドローン空輸実験を紹介して…。

 同検討会は、全国の産地自治体と流通業界、さらに各省庁の代表で構成されています。今回、取組み事例を紹介した自治体は、青森県・新潟県・三重県(各知事)、市町村は山形県鮭川村・福井県小浜市・愛媛県八幡浜市、仙北市(各市町村長)です。私は、高速交通体系から外れた地方にも良品は多いとして、「それを国内外に流通させる前に、先ず地域内でしっかり流通する仕組みが欲しい。しかし仙北市は東京23区の約2倍の面積に匹敵する広大な面積だ。移動スーパーが頼りの集落も複数ある。人口減少・高齢化・人手不足を補うには最先端技術の導入も1つの手法」として、取組み予定のドローン空輸実験を紹介しました。1つは19日(火)朝、星雪館(西木町)と地区内の直売所間で行います。ドローンがおやきや野菜を運びます。26日(火)午後は、地元スーパーと民家の間でドローンが食材を運びます。もともとスーパーが提供してきた買い物代行宅配サービスの空輸版です。また、災害時を想定した避難所への物資輸送実験も併せて行います。これらは国のまち・ひと・しごと創生事業、スマートシティモデル事業が財源です。

 さらにヤマト運輸(株)にご協力をいただき、通常の集配ルート上に位置する生産者代表宅を立ち寄り場所にして、スーパーや直売所に生産物を代替輸送する生産者支援実験も検討中です。今後も官民連携の実証作業が続きます。

0 件のコメント:

コメントを投稿