2017年5月7日日曜日
岩手県紫波町の取り組みはPPP
岩手県紫波町を訪問しました。JR紫波中央駅前に広がる町有地を含む21ヘクタールで、民間と公が協働して進める都市整備はどうなっているのか…。この取り組みはオガールプロジェクトと呼ばれ、全国で最も成功したPPP(公民連携)実例と言われています。
例えばエリア中央に建つオガールプラザは、オガール紫波(紫波町も出資する第三セクター)が事業の発注者となって建設を進め、情報交流館(図書館・地域交流センターなど)等の公共機能施設は完成後に町が買い取りました。建物の残り部分はオガールプラザ株式会社(施設運営会社)が所有し、運営・維持・管理にあたっていました。さらに民営の産直販売所・カフェ・居酒屋・医院・学習塾など民間施設も1つの棟に連なり、住民の上質な生活空間を提供していました。エリアを往来する皆さんが子ども連れの若い夫婦層だったことから、当初からこの年齢層をターゲットにしたまちづくりだったことが伺えます。
プロジェクトが始まって10年になります。活動の中核にいる岡崎正信さん(オガールプラザ代表取締役)は、内閣官房地域活性化伝道師の肩書も…。ぜひお会いしたい人の一人です。
今後もPPPのまちづくりを注目し続けます。
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