2017年5月13日土曜日

仙北市は眠れる資源の宝庫です



 東北大学大学院環境科学研究科の土屋範芳先生をお招きし、仙北市の地下資源について勉強会を開きました。ポイントは4つ。①温泉水素、②希少資源人工鉱床、③超臨界地熱資源、④出前授業…などです。これは面白い!。仙北市は眠れる資源の宝庫です。


 ①の温泉水素は、温泉水とアルミニウムの化学反応で水素を取り出す技術確立を目指すもので、豊富な湧出量がある温泉地でなければできません。②の希少資源人工鉱床は、特に玉川温泉に着目した提案で、温泉水に溶け込んでいるレアメタルを取り出そうと言うもの。温泉水が流れる河川水系にも沈殿地層があり、それは田沢湖も同様とのこと。③の超臨界地熱資源は、現在の地熱発電所が利用する熱水(地下1000m~2000m)より、さらに深い場所(2500m~3000m)からエネルギーを取り出す構想です。④の出前授業は、例えば水素電池を児童生徒が手づくりして電球を灯したり、またはミニカーを走らせたり…。科学に関心を持ってもらえるような実験型授業を提供いただけるとのお話でした。


 水素社会が到来するかどうかはさておき、エネルギーの地産地活を標榜する仙北市(日本)にとって、経済活動になって、雇用が生まれて…。トライする価値は十二分にありそうです。

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