2015年11月16日月曜日

山梨県の後藤知事にクニマスの譲り受けを要望

    今朝8時、新宿からスーパーあずさに乗って甲府市へ。山梨県庁を訪ね、幹部の皆さんに、田沢湖クニマス未来館(平成29年春オープン予定)に展示するクニマスの譲り受けを要望しました。

 最初にお会いした方々は、山梨県の橘田恭・農政部長や清水靖・花き農水産課長など。本当にお忙しい中ご丁寧な対応をいただきました。私からは、クニマス保存と生態の解明にご努力する山梨県への御礼、また田沢湖クニマス未来館への生体展示の協力を依頼しました。技術的な面では、採卵の時期と雄の成熟時期がうまくマッチングできず、個体数を増殖する作業に手間取っているとのこと。しかし山梨県が来年春にクニマス展示館を開館する準備と並行し、秋田県民の要請を実現するために努力を惜しまないと、お話しをいただくことができました。

 そして後藤斎・知事との会見です(写真)。とても魅力的な方でした。ひと通り仙北市の説明をしましたが、後藤知事は「実は学生時代に角館を訪ねたことがあって、懐かしくお話しを伺っていました。クニマスについては、歴史的にもご縁があって西湖に生き続けているのですから、この信頼関係はとても大切です。そして仙北市の皆さんのお気持ちも十分に理解しています。いま最大の努力をしています。クニマスの里帰りは若い方々にも夢を感じてもらえる取り組みになります。生態などまだまだ不明なことが多いクニマスですが、私はその生命力を信じたいと思います。こうやってお出でをいただいたわけですから、里帰りの時は、その仲人役として私も秋田にお伺いします」とお話しをくださいました。

 後藤知事とお会いできて、本当に良かったと思いました。重ねて感謝を申し上げます。
 さて、この後は富士河口湖町です。渡邊凱保・町長や西湖漁業協同組合の皆さんと懇談会は午後3時からです。現地の最新情報を共有する重要な場面になります。

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