2015年11月6日金曜日

健康と温泉フォーラム2015仙北市①

「健康と温泉フォーラム2015仙北市」が開催されています。期間は昨日(11月5日)から明日(11月7日)までの3日間。同実行委員会(仙北市)と特定非営利法人・健康と温泉フォーラム(三友紀男会長)の共催です。テーマを「日本元気創生~温泉で健幸のまちづくり~」とし、これまでの観光型温泉活用に加え、健康増進・保健・医療型温泉になるための、制度や広域連携についてを議論、昨日は参加した7市町の首長が署名した仙北市宣言を採択しました。

 フォーラムに参加をいただいた自治体は、北海道豊富町、新潟県阿賀野市、山梨県北杜市、鳥取県倉吉市、大分県竹田市、熊本県菊池市です。いずれも健康増進に特徴のある温泉が所在しています。6月に共に塩崎厚生労働大臣へ要望活動(湯治に係る医療費控除制度の拡充)を行った首藤市長(竹田市)や田中市長(阿賀野市)、また温泉力協定を締結した工藤町長(豊富町)など、素晴らしい顔ぶれがそろいました。

 出口晃先生(三重県四日市市小山田記念温泉病院内科部長)の講話はとても興味深く、「これまで、単なる温泉入浴や運動欲だけではなく、気候療法等も行ってきた。特に認知症、生活習慣病に対する温泉の活用は、重点的な研究項目として取り組んできた。温泉には治療医学的な面だけではなく、健康増進、予防医学等多面な効果を有していることをしみじみ感じている。多くの職種、多くの人々が今後もさらに知恵を出し合っていく必要がある」と話していました。

 各自治体からそれぞれの温泉の取り組みが紹介されましたが、仙北市からは国家戦略特区・地方創生特区で描く、温泉入浴を医療保険適用行為とする構想、医療費控除施設としての規制緩和提案、外国人医師の招聘による国際交流などをお話ししました。その後、サミット仙北市宣言を採択しました。内容は「温泉に関し、相互に補完できる有機的なネットワーク化、高齢化が進む住民の疾病予防、介護・福祉への温泉の積極的な活用と、若者や域内外の人々が自然に交流できる伝統的な温泉文化への回帰と継承」などを唱っています。

0 件のコメント:

コメントを投稿