2015年11月14日土曜日

岩瀬~北野線の予算要望活動などで

先週11月10日は、朝から秋田県建設部と国土交通省秋田河川国道事務所で国道46号と国道105号の整備促進を要望。午後からは県と市町村の協働政策会議に出席し、政府への要望事案を協議しました。その後に上京。朝からの国土交通省要望会と県選出国会議員との意見交換、翌日は林野庁への陳情などを行いました。

 ところで11日の国土交通省要望は、東北ブロックの街路事業要望活動でした。仙北市の場合、平成28年度で岩瀬~北野線の未着手部分に満額回答をいただかないと、建設中の市立角館総合病院のオープンに間に合いません。東北各県の要望団を代表して都市局を中心に回りましたが、国家財政が厳しい中で、命の道路として完成を待ち望む多くの市民の声をしっかりと代弁できたと思います。また午後の大半は、県選出の国会議員の皆さんに内情をお伝えし、強力に予算配分を要請しました。

 翌11月12日は、午前から同じく国会の皆さんとの情報交換を行いました。また林野庁への要望活動も予定されていましたが、そんな中で、国会議員の皆さんから伺った幾つかの興味深いお話しを紹介します。

・農業分野はTPP交渉が話題の中心になりがちだが、それよりも国内の農業政策の抜本的な政策転換が必要。貿易交渉はTPPだけではないので、関税撤廃の前にさらに多面的な貿易交渉が行われることは確実。国内農業の試練は続くと受け止めるべき。
・国家財政はあと何年持ちこたえることができるのか、それほど危機感は逼迫したものがある。例えば高速道路の料金体系一つをとっても、関西や関東と言った大都市経済圏に連動する高速道路の料金体系と、東京まで遠く離れた秋田からの料金体系と考え方が一緒でよいのか。経済政策としての道路料金議論を始めるべき。
・これからは如何に世界に通用する人材を育成できるか、それが日本の将来を左右する要素になる。秋田は全国一番の教育県というブランドが活かされていない。これを活用し、もっと大胆に定住対策や人口移住を行うべき。

 などなど。ご指摘を持ち帰り、さっそく市の総合戦略に盛り込める内容の精査を始めています。市の総合戦略の中心角は4本の柱ですが、子育てや定住・移住対策は最も重要な施策に位置づけています。来年度の予算編成とも深く関係する視点として、今後の議論に臨みます。
※写真は衆議院議員会館の御法川代議士執務室での要望活動

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