2012年9月4日火曜日

9月市議会~市政報告④


 続いて観光商工部関連です。

◇SAKURAクラフトコンペについて
 角館工芸協同組合が、樺細工の新製品開発や普及、宣伝を目的に、市補助金を活用して樺細工のデザインを募集した「SAKURAクラフトコンペ」は、7月17日で募集を終了し全国各地から88点の応募がありました。
 7月27日には審査会が行われ、入賞1点、次点として奨励賞6点が選定されました。入賞作品には賞状と副賞10万円、奨励賞作品には賞状と副賞3万円が贈呈されます。
 選定された7作品は、それぞれ試作品を製作し、応募デザインとともに10月21日から28日まで角館町樺細工伝承館で開催される「第40回角館町樺細工伝統工芸展」に展示し、多くの皆様にご覧いただきたいと考えています。

◇夏イチゴ栽培事業計画について
 東京に本社を置き、事業開発と事業投資を中心業務とする株式会社EJビジネス・パートナーズから、市が所有する西木町の工場用地を借用した夏イチゴ栽培事業計画の提案を受けています。
 計画は、1期から3期にわたり、第1期をパイロット事業とし、同社が100パーセント出資する現地法人を立ち上げて、この秋にも、当地での栽培を試験的に行うビニールハウスを建設したいとしています。設置場所は、工場用地東側の道路と秋田内陸縦貫鉄道との間の約3,500㎡の敷地で、来春3月にイチゴ苗を定植し7月に収穫・出荷するという計画です。
 パイロット事業により生産・販売の見通しが立った段階で、工場用地全体を使用した本格的な事業の実施を計画しており、第2期工事は25年9月着工、第3期工事は26年9月着工の予定となっています。総事業費は約2億7千万円で、最終的にはイチゴ栽培ハウス12棟、観光農園ハウス12棟、さらにイチゴ加工工房や出荷所、直売所などの整備が予定されています。雇用は30人ほどの新規雇用を生み出したいという計画です。
 パイロット事業による生産・販売の見通しが立てば、本市の産業振興に資するものとして大いに期待が持てることから、まずはパイロット事業の成功に向けて事業推進のサポートをしたいと考えています。

◇仙北市雇用促進就職面接会の開催について
 8月28日、市内事業所の人材確保と就職希望者の支援を目的に、仙北市雇用促進就職面接会を角館交流センターで開催しました。昨年度までは厚生労働省の委託事業として行っていましたが、本年度はハローワークや県地域振興局ほかの協力をいただき、市の単独事業として実施しています。当日は市内14事業所が参加し、市が実施している緊急雇用創出臨時対策基金事業の8事業、9人の面接も併せて行い、41人の求職者の皆様に来場いただきました。
 ハローワーク角館管内の有効求人倍率は、本年度に入り0.50倍前後で推移し、大震災直後の昨年同期との比較では大きく改善しているとは言いながらも、依然として厳しい環境にあることに変わりはありません。引き続き雇用拡大に向けた対策の充実に努めます。つ

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