次に総務部関係です。
◇クニマス稚魚の里帰りについて
7月13日、山梨県立博物館で開催された「クニマスは生きていた-山梨おさかな発見物語」企画展のオープニングセレモニーに出席した際、同席していた横内正明山梨県知事、渡辺凱保富士河口湖町長から、クニマスのふるさと仙北市でのクニマス稚魚の生体展示の方針を伝えられました。予期していないお話でしたが、市民はもとより多くの県民の皆様にも大変嬉しいことですので、有り難くお受けしたいとお答えし、感謝を申し上げました。今後、受入体制や飼育方法などについて、両県の関係機関との調整を進め、できるだけ早い機会にクニマス稚魚の生体展示を実現したいと考えています。
◇田沢湖再生基本計画策定検討会の開催について
田沢湖のあるべき将来像と田沢湖再生への方向性を共有する「田沢湖再生基本計画」の策定を目的に、8月6日、第1回田沢湖再生基本計画策定検討会を開催しました。
検討会は、これまでそれぞれの形で活動を行っていた各地域、関係団体で組織する「田沢湖クニマス会議」が発足したことを機会に、意見集約を図りながら、目指すべき田沢湖の将来像を示すものです。また、秋田県が今年度から実施する「秋田県市町村未来づくり協働プログラム」の仙北市プロジェクト素案についても、一体的に議論を進めることにしています。
◇地域公共交通について
市民バス、デマンド型乗合タクシーについては、通学・通院の利用を想定していることから平日のみ運行していましたが、利用者から休日運行の要望があり、仙北市としても今後の公共交通の在り方について再考するため、土日祝日運行の実証実験を行うことにしました。
実証実験期間は、平成24年11月1日から12月30日までの2か月間で、時間帯はデマンド型乗合タクシーの一部を除き、平日同様のダイヤで運行します。料金についても平日同様です。
なお、市民バスについては、市民バス条例で運休日が定められていることから、実証実験を行うために条例を一部改正して対応したいと考えています。よろしくお願いします。今後は、実証実験の結果を基に来年度以降の新しい運行形態を検討していきます。
◇秋田内陸縦貫鉄道について
今年度は、秋田内陸縦貫鉄道株式会社、秋田県及び北秋田市との四者合意に基づき赤字額を2億円以内とする目標の最終年度です。
昨年度実績は、輸送人員は開業以来最低だった前年度並みの41万人、経常損失額は前年度をわずかに下回る2億5,112万円の結果となりました。今年度の第1四半期の営業実績でも、輸送人員についてはダイヤ削減の影響などによる定期利用者は減り、対前年比95%となっています。しかし、定期外利用者においては東日本大震災前への回復傾向が見られる状況です。こうした中、今年度の経営においては、酒井社長のもと、新規イベントの連続投入・関連事業の強化・急行の単車化などによる経費の削減などを行い、目標達成に向けた取り組みが加速し、成果も見え始めました。8月30日には取締役会を開き、12月までに目標の見通しが立つよう、10月からのプレDCや冬に向けてのイベント対策、及び関連事業のさらなるテコ入れを早急に検討し、目標達成に向けて取り組んでいくこととしました。
◇政策検証市民委員会について
5月15日に政策検証市民委員会を設置してから、これまで8回の委員会を開催しています。委員会ではマニフェストの項目ごとに、外部検証結果や事業に係る資料のほか、関係部署からの説明聴取を基に検証、評価を実施しています。また、委員会からは8月末までに検証結果をご報告いただくことにしていましたが、時間をかけ慎重に審議していることから、市への検証結果報告は10月以降になると伺っています。市議会の皆様には、委員会から検証結果報告書をいただき次第、報告をいたします。
◇国際交流について
7月22日から25日までの日程で、台北市政府産業発展局の王三中主任秘書を団長とする視察訪問団15人が日本の温泉を取り入れた事業の視察のため、仙北市を訪れました。
仙北市役所において、各担当部課を交えて温泉管理や温泉資源に関する開発、保全に関する意見交換を行い、市内の温泉施設や玉川温泉、鹿角市の澄川地熱発電所や大湯リハビリ温泉病院などを視察しました。昨年8月に仙北市の玉川温泉と台北市の北投温泉が温泉提携協定を行っており、今回の訪問を契機として、相互の交流事業の拡大、恒久的な親善関係の強化に繋げたいと思います。また、本年は台湾高雄市の澄清湖と田沢湖が姉妹湖提携25周年を迎える記念の年です。仙北市国際交流協会が主体となってメモリアル事業を計画しています。仙北市としても台湾との相互交流を一層進めるため、その活動を支援すべく、関連の予算案を計上しています。よろしくご審議をお願いします。
◇寿楽荘の建設計画について
社会福祉協議会が進める養護老人ホーム角館寿楽荘の建設計画について、旧白岩中学校跡地を建設用地として地域関係者と協議を行ってきました。このほど建物の配置図等が示されたことから、8月7日、白岩地区の役員や保育園の保護者会に対する説明会を開催しました。社会福祉協議会からは、寿楽荘の概要や今後のスケジュール等が説明され、今後、地質調査を経て基本設計に着手したい旨の話しがありました。参加者からは、白岩地区全体の説明会を開催して欲しいとの要望が出されたことから、9月中旬ごろに会を開催することにし、今後は保育園とのすみ分けや周辺の環境整備について協議を進めることにしています。
◇パークゴルフ場の整備計画について
NPO法人田沢湖地域活性化協議会より、田沢湖高原水沢地区の生保内財産区有地でのパークゴルフ場整備構想が提案されています。本NPOから当該地の借り入れについて要望書が出されたことから、8月21日に開催された生保内財産区管理会協議会で協議が行われました。
管理会委員からは、事業の趣旨には賛同するが、土地の貸し付けについては市を経由した形が望ましいとの意見が出されました。そこで、市として再度NPOの事業内容を複眼的に検討し、市が行うべき支援の内容を精査しながら、生保内財産区と当該地の利活用について協議を行うなど、事業化の可能性を高めたいと考えています。
※写真はこの夏、金峰神社で摺られた梅沢ささらです。
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