2012年9月4日火曜日

9月市議会~市政報告③


 続いて市民生活部関連です。

◇消防訓練大会について
 7月8日に「落合運動公園」で仙北市消防訓練大会を開催し、日頃鍛えた消防技術の速さと正確さを競いました。市内の消防団10分団から23チームが出場した「小型ポンプ操法の部」では、優勝 第8分団2班、準優勝 第4分団2班、第3位 第1分団2班でした。また、7チームが出場した「規律訓練の部」では、優勝 第9分団、準優勝 第4分団、第3位 第8分団でした。
 7月21日には、大仙市の雄物川河川緑地運動公園で、秋田県消防協会大仙仙北美郷支部消防訓練大会が開催され、本市大会のそれぞれ上位3チームが「小型ポンプ操法の部」と「規律訓練の部」に出場しました。成績は、「小型ポンプ操法の部」では、第4分団が第3位、第8分団が第4位に入賞。「規律訓練の部」では、第4分団が第3位に入賞しました。本市消防団の一層の活躍を祈念します。

 続いて福祉保健部関連です。

◇人工透析通院費に対する助成制度について
 仙北市に住所を有し、じん臓機能障害1級の身体障害者手帳を所持して、人工透析治療で週2回以上医療機関に通院している方は現在61人です。
 人工透析治療を受けている方は、重いじん臓機能障害のため、就業にも支障をきたすなど身体的、経済的な負担を強いられ、また高齢化、長期透析合併症、糖尿病性腎症等により歩行困難な方が増えている状況です。そこで、こうした方々の通院費の一部を助成し、負担の軽減と福祉の増進を図りたいと考え、人工透析通院費の助成制度をスタートしたいと思います。本定例会に関連予算を計上していますので、ご審議をよろしくお願いします。

◇仙北市障がい者虐待防止センターの設置について
 「障害者虐待の防止、障害者の養護者に対する支援等に関する法律」が平成24年10月1日から施行されます。これに伴って市町村では、障がい者虐待防止センターを設置することが義務づけられます。仙北市でも、10月1日より社会福祉課内に仙北市障がい者虐待防止センターを設置し、現職員の兼務体制により障がい者虐待対応窓口として相談、通報、届出への対応を行います。また、対応が難しい一時保護のための施設入所や、虐待防止予防等の家庭訪問等については、関係事業所等に委託して対応する予定です。
 障がい者に対する虐待が障がい者の尊厳を害し、自立や社会参加の妨げにならないよう虐待防止の支援を行いたいと思います。本定例会に関連予算を計上していますので、ご審議をよろしくお願いします。

◇少子化対策・子育て支援プロジェクトチームの設置について
 全国的に、少子・高齢化が進む中で、女性の社会進出に伴う子育て環境の変化、労働力の減少による経済成長の鈍化や地域社会の活力の低下など、地域の存立基盤にかかる深刻な影響が及ぶことが懸念されます。このような状況を踏まえ、子育て支援施策の充実を図るための総合的な取り組みが急務と認識しています。これまで、その前段として、増大・多様化する保育ニーズに対して先がけて検討いただくため、市立保育園・幼稚園の在り方検討委員会を設置し、検討委員会からは貴重な提言書をいただきました。
 市では、これまでの検討等を包括した形で、子育て支援策を充実させ、子どもを安心して産み・育てやすい環境をつくるため、学識経験者・子育て支援団体関係者などからなる「仙北市少子化対策・子育て支援プロジェクトチーム」を設置して、効果的な条件整備をどのように行っていくのかなどに重点を置き、調査研究を行いたいと思います。本定例会に関連予算を計上していますので、ご審議をよろしくお願いします。

◇仙北市障がい者の職場づくり推進委員会の進捗状況について
 社会経済の影響などにより雇用が厳しい状況にありますが、障がい者の「働きたい」をどう実現するかは、行政の大きな課題と受け止めています。市は、平成23年9月15日、「障がい者の職場づくり推進委員会」を設置し、障がい者理解と効果的な就労支援を検討していただいています。
 8月20日、第3回目の推進委員会を開催し、障がい者の就労意欲や地元企業などへの雇用状況に関する調査の結果等を踏まえて、障がい者の就労に結びつく支援等が審議されました。
 今後、推進委員会より審議の内容を早い時期にまとめてもらい、市に対する支援等の答申をいただいて施策に反映したいと考えています。
 なお現在、民間企業より、仙北市内で障がい者の雇用を進める施設の建設構想・計画提案を受けています。計画の進捗に合わせ議会の皆様に随時報告をしたいと思います。

◇市立角館保育園増築事業について
 保留児童解消のための市立角館保育園増築について、去る8月24日に3社による工事入札を行い、落札した株式会社瀧神巧業と8月27日に契約を締結し、工事に着手しています。完成は11月20日を予定し、12月から保育業務が出来るよう準備を進めていきます。

◇保育料の児童手当からの特別徴収について
 本年4月、児童手当法が改正され、児童手当から保育料・幼稚園授業料及び学校給食費等について引き去りを行うことができる特別徴収の仕組みが設けられました。
 この制度を活用し、保育料等の納付方法についての選択の幅を広げ、利便性を高めるとともに滞納防止にもつなげたいと考え、児童手当10月支給分から本人の申し出による取り扱いを開始することにしました。

◇田沢湖歯科診療所歯科医師の異動について
 田沢湖歯科診療所の所長である平野秀俊歯科医師から、9月末日をもって退職の申し出でがありました。10月からは後任の所長として、赤間正欣歯科医師が引継ぎする予定です。
 赤間先生は、年齢33歳、福島県の方です。現在、盛岡市に居住し、田沢湖歯科診療所に臨時の歯科医師として、6月下旬から勤務していましたが、10月から正規採用として勤務することになります。

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