2012年5月16日水曜日
火山砂防フォーラムを開催します
今日の午前、都内千代田区にある砂防会館で「2012火山砂防フォーラム幹事会」(写真)。昨年来の取り組みで、今秋、10月18日~19日、仙北市で全国火山砂防フォーラムの開催が決定しています。幹事会はフォーラム開催に向け、全国の幹事、国交省の南砂防部長をお迎えした最終打合せ会(開催要領案・開催予算案)と言う位置づけです。
秋に開催する火山砂防フォーラムは、いろんな意味合いを持っています。もちろん秋田駒ヶ岳が主役。メインテーマは「火山を知り火山と共に生きる~火山災害経験の少ない活火山の噴火対策~(仮題)」を考えています。駒ヶ岳の噴火は1970年でした。40年周期の火山と言われているので、いつ噴火してもおかしくない状況です。
さて前回の噴火は溶岩を噴出するストロンボリ式の噴火でした。その姿の美しさで、観光客が増加したと聞きます。つまり市民の皆さんの中には、火山噴火が観光資源になると思っている方々も多いのが実情です。でも次の噴火がこのレベルだという確証は何処にもありません。大規模噴火をも想定した防災対策を急ぐ必要があります。と言うわけで、全国大会のフォーラム開催で、まずは防災意識の喚起、そして噴火災害の実態を市民の皆さんと共有する場にできればと思います。さらに再生エネルギーのあり方や秋田駒ヶ岳を学習する子ども達の発表…なども盛り込む想定で、関係の皆さんに準備をお願いしています。
主会場は仙北市民会館です。大規模なフォーラムですから、岩手県の八幡平市・雫石町・滝沢村と共催し、ご協力を国交省・秋田県・岩手県・気象庁・内閣府・全国治水砂防協会・砂防学会・砂防地滑り技術センター・砂防フロンティア整備推進機構・砂防広報センターなどにお願いしています。市民の皆さんに是非とも足を運んでいただきたいと考えています。
幹事会の後、全国治水砂防協会の総会に参加しました。午後は田沢湖再生に向けた情報収集活動です。次のレポートで報告します。
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