2013年2月28日木曜日
平成25年度市政方針①
市議会が始まっています。何度かに分けて、議会冒頭で市民の皆さんに向けて発信した市政方針の内容をお伝えします。
◇第1章 政策の基本方針
平成25年度は、JRデスティネーションキャンペーン、種苗交換会、国民文化祭プレイベントなど、大規模なイベントが目白押しです。仙北市にとって、交流人口を拡大し、冷え込んでいる経済活動の回復と好転の弾みとなる絶好のチャンスです。全ての市民、地域全体で「ようこそ仙北市へ」の気運を盛り上げ、受入体制を万全に市民総参加によるイベントとして関連事業に取り組みます。
一方、市民生活に密着した身近な施策は更に重要です。
市民生活の安定は、産業の振興と雇用の場の確保による強固な経済基盤があってこそ成り立ちます。だからこそ市民所得の向上策は、第一に取り組まなければならないものです。定住の循環という考えの基、市民の所得を上げるための目玉として進めてきた6次産業の振興は、蒔いた種が芽吹いていて、開花、収穫はそう遠くないと感じています。これを軸に、農業、商工業の地場産業の振興を強力に進めていきます。それと同時に、仙北市ブランドと好立地を売りにした、大規模肥育牛団地整備事業など、独創性と将来性を併せ持つ新たな産業分野にも進出します。
福祉や医療、教育分野においても継続事業を充実させることに加え、新規事業を取り入れるなど、ステップアップを図ります。中でも、子どもを安心して産み育てられる環境づくりは、市の活力を興す子育て世代にはとても大切です。在宅の子育てや保育園入所待機児童の家庭でもサービスが受けられるよう手厚い制度を創設するほか、子どもたちの身体を守る保健や医療でのサービスも強化します。
また、市民が常に安心感を持って快適に暮らせるまちづくりも着実に進めます。水道未普及地域の解消に向け、八割地区の水道施設整備に着手するほか、道路網、下水道の整備等、大規模なものから事細かなものまで広範囲に渡るインフラ整備を確実に進めます。災害対策では、農地、林地等の排水対策事業や空き家を台帳で管理、巡回指導を行うなど、自然災害等を未然に防止することにより安全な市民生活を確保します。
今まで述べてきたものは、喫緊の課題解決に向けた基本的な考え方と取り組みの一例です。このほかにも市民の意見、要望を踏まえた質の高いサービスを提供します。
今年は、市長として任期締め括りの年です。時間はあと僅かですが、残された期間、今まで以上に市民一人ひとりの声に耳を傾け、市民とともに歩むまちづくりを肝に銘じ、最大限の成果を出すため、市職員とともに一丸となって行政運営に取り組みます。
※写真は「もちっこバイキング」の準備を進めるお母さんたち(八津かたくり館)。
2013年2月23日土曜日
五十嵐農政局長のお話
東北地方整備局(国土交通省)、東北農政局(農林水産省)、東北経済産業局(経済産業省)の各局長が出席し、現状の分析と将来展望などをお話しいただいた会に出席しました。東北整備局長の徳山さん、東北経済産業局長の山田さんは、このブログでもお馴染みなので、東北農政局長の五十嵐さんのお話をほんの少しご紹介します。
五十嵐太乙(たいいつ)さんは群馬県のご出身。東京大学を卒業し農林水産省に入省。昨年9月に現職に着任しました。今回は「しあわせの農村建設…唯物論と観念論」と題した講話でした。何やら他の皆様とトーンが違います。50分の時間の中、カントやヘーゲル、マルクスなどなど、昔、倫理社会か何かで聞いたことのある哲学者のお名前が続出します。よくよく聞いていたら、「地域社会、特に農村社会には、その昔、健全な魂があった。一人ひとりが役割を果たす場があった。しかし時代が進むにつれて地域から人が減り、活力が萎んでしまって現在に至った。農林水産省がやらなければいけないことは、農村の幸せづくりだ。個人と社会がどんな関係になったら、人は幸せになれるか、それを考えなければいけない。行政マンは誰かに幸せになってもらうために仕事をしなければいけない。オランダは農業を知識集約型産業に転換し、世界第2位の農産物輸出額を実現した。日本も1次産業単独ではなく、川下の食品産業等と結びついて、地域の収入基盤を強化する必要がある。そのモデル的な取り組みは既に始まっている」…。こんな内容です。もっと時間をいただいて、じっくりとお聞きしたいお話でした。
※写真が暗くて済みません。スクリーンの左にいるのが五十嵐局長です。
2013年2月21日木曜日
仙北市の平成25年度当初予算案
昨日午後の記者会見で、仙北市の平成25年度予算案概要をお伝えしました。一般会計規模で188億2,000万円は、市政誕生後の最大予算額です。市民の生活を支え、産業育成と地域の活力づくりを進めたい、どこの自治体よりも元気な市民の皆さんの営みで市勢全体をパワーアップしたい、そんな思いで12月から予算編成に取り組んできました。
ただ昨年末の政権交代や秋田県知事選挙の関係で、国・県の予算は制度や政策の詳細が未だ不透明です。国の補正は2月中に、同じく当初予算は5月中に、県の予算は選挙後に明らかになります。それまで市の予算づくりを待つことはできませんから、平成24年度の補正予算の追加予算、また平成25年度当初予算の補正予算など、今後は編成が必要になります。経済対策を見据えた予算案です。
少し予算の内容をご紹介します。
■継続事業:岩瀬北野線整備、各交通基盤整備、道路改良・河川改良、光ブロードバンド整備、農業夢プラン推進、ふれあいの森整備、住宅リフォーム促進、小学生までの医療費支給、各種予防事業、クニマスプロジェクト、弘道書院復元調査、地域運営体活動などなど…。
■新規事業:大規模肥育牛団地整備、角館駅東西自由通路整備、新規道路・河川事業、市民会館改修整備、全市LED街灯整備、保育園待機児童支援、在宅子育て支援、障がい者タクシー利用券給付、訪問看護ステーション整備、人工透析通院支援、病院建築負担金(厚生連)、種苗交換会費用、キャリア教育・ふるさと学習支援、国民文化祭推進費、JRディスティネーションキャンペーンなどなど…。市独自の雇用創出にも取り組みます。
■特別会計:神代地区への水道拡張や公共下水道対整備などなど…。
■企業会計:病院建築や新医療機器導入経費、温泉施設の管理経費などなど…。
新年度予算を性質別に区分し、昨年度と増減を比較すれば…。収入では市税で1億円強の増額、地方交付税は1億円の減額、事業財源となる国・県支出金や市債は合わせて5億円弱の増額です。一方、支出では人件費が1億円強の減額、借金返済にあてる公債費も3億円弱の減額です。事業調査や施設修繕、災害廃棄物対策などに使う物件費、生活を守る扶助費、各種活動を支援する補助費等は合わせて3億円強の増額、建設事業は7億円強の増額です。市議会は今月26日からスタートします。今後の議会の議論、一般質問等にご注目ください。
※写真は「平成25年度を燃えるような熱い年にしたい」の気持ちをイメージしました。
2013年2月18日月曜日
どれだけ夢中になってやれるか
佐竹秋田県知事をお招きしての「県政を語る会」に参加。主催は仙北市議会有志の会、場所はグランデールガーデン。これまでの県政を振り返り、その所感をお話しいただきました。以下はその一部。
~本当に時代が変わったことを感じている。昔から日本は原料を輸入し、加工した製品を輸出して経済を立ててきた。今は違う。海外でどれだけ商売ができるかが問われている。直近の劇的な変化は円が安くなって株価が上がったこと。強く感じることは消費マインドの変質。例えば某ファストフードのハンバーガーは、長く安売りで黒字経営を行ってきたが、消費者は安さだけではない価値を欲しがった。今は質や安全性を対価として求める時代だ。この現象からも分かる通り、今後の日本人の消費行動は、目に見えないものへお金を使う傾向が強まること。退職年齢の方々にお話しを聞くと、旅行がしたいと口を揃えて言う。秋田はまさに可能性の塊みたいな場所ではないか。最初からコチャコチャ細かに考えないようにして、まず大きく物事を見ることが重要。その次は大きな戦略、そして緻密な戦術…。どれだけ夢中になってやれるか、それで決まる~。
新潮社、そして神戸製綱
午前、都内新宿区にある新潮社を訪問。佐藤社長、深澤部長と懇談。今回の訪問目的は平成26年に開催となる国民文化祭への協力依頼です。仙北市が準備を進める「秋田の文学」に新潮社からのバックアップをお願いしました。佐藤社長、「できること、できないこと色々あるかも知れないが、遠慮しないで相談して欲しい」と話してくれました。ありがとうございます。
さて写真は、新潮社の後に訪問した神戸製綱(都内品川区)で、「バイナリー発電」について情報交換を行っている様子。左側の人が神戸製綱エネルギーグループ課の金田さん、また自分の手前が東京にある県企業立地事務所の関口さん。バイナリー発電は湧き出した温泉の熱を使ってアンモニアなどの触媒を沸騰させ、その蒸気でタービンを回し発電する仕組み。地熱発電のように、地下の湯脈に影響を及ぼすボーリングなどは必要ないので、全国の温泉地が着目しています。大分の別府温泉で既に運転が始まっていたり、長崎県の小浜温泉では3月からプラントの工事に着手するお話がありました。
これからの再生可能エネルギー政策に、忘れてはいけない技術だと思います。
西木ふるさと会に終止符
平成元年に誕生した首都圏西木ふるさと会(当時の呼称)。その25年の歴史にいったん終止符を打ち、新たなスタートを迎えるための総会が開催されました。
場所は台東区の上野精養軒。総会には、会員はもちろん、顧問の西木正明さん、市の佐藤議長、青柳副議長、伊藤議員、企画政策課職員、それに首都圏の田沢湖会・角館会の皆さんも駆けつけていました。
紙風船西木ふるさと会の浅利十男会長は、「25年間、ふるさと会は西木出身者の首都圏での情報交換の場として大切な役割を果たしてきた。その成果で、上桧木内・桧木内・西明寺のふるさと会も誕生し、また会員の高齢化などもあって、全体の会としての活動を終えたいと思う」と話しました。自分は「何か新しいものを掴むには、それまで握っていたものを手放さなければいけない。今回の判断は、そんな展望の中で下されたもの。未来に向かっての行動が起きた日を迎えたと言うこと」とお話しをさせていただきました。
これまでの活動に感謝申し上げます。また会を改めてお会いしましょう。
2013年2月16日土曜日
門屋の雪祭り
秋田内陸縦貫鉄道西明寺駅前広場で、毎年ささやかに「門屋の雪祭り」(門脇五郎実行委員長)を開催しています。今年は少し雪の造形に力を注いで、今までにない充実したお祭り広場をつくることができました(写真)。
特別に何かがメインというようなお祭りではありません。門屋集落にお住まいの皆さんのお焚き上げのための小さな会合です。それでもこのセッティングを仕上げるのに1日がかりでした。午後4時から神事もきっちりやって、お客様にはお母さんたちが準備した豚汁をご馳走して、みんな楽しそうで何よりです。
反省会では、3月24日に「門屋の内陸線応援旅行」実施が決定しました。お座敷列車をお借りして、打当温泉往復で雪祭りの反省会をやろうというもの。集落はいつでもあったかいです。
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