先日、大仙市の美女伝説を少し紹介しましたが、もっと詳しく知りたいとのお問い合わせを数件いただきました。これは鑓見内の市右ェ門さんに生まれた一人娘おせいさんのことです。
おせいさんは、すれ違う人が必ず振り返って見るほどの美しさだったと言います。その上、気立ても良く親孝行だったので、誰もがおせいさんに好感を持ち、若い男たちは皆おせいさんの婿になりたいものだと念願したとか。でも、おせいさんはある年に急病を患い、症状は日増しに悪化、もう旅立ちの時を待つしかなくなって…。父は涙ながらに言い残したいことを聞きます。おせいさんは「寂しくないよう人通りが多い道の脇に葬ってください」とお願いし、息を引き取ったと言います。伝説の後段には、おせいさんは幕林八十八番の東西南北に通じる往還道路の十文字に埋葬されたとあります。
それで周辺でお話しを聞いて回りましたが、なかなか知っている人に巡り会えず…、今も所在が不明です。何か情報があったらお知らせください。
※写真はイメージです。
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