2024年3月7日木曜日

床屋さんはお医者さん


 「今日はどうなさいますか?」と理容師さん。「えっ?、どうにかなるの?」と思いながら、「丸刈り2ミリでお願いします」と私。それにしても、この椅子、この石鹸の香り…。

 やっぱり床屋さんが大好きです。所要で訪ねた町を散歩していて、昔からの床屋さんを見つけると入りたくなります。ご年輩のおじいさんとかおばあさんがいて、丁寧に髪を切り、髭を剃り、耳掃除をしたりマッサージをしたり、差し障りのない世間話も絶妙で…。そんな床屋さんは、ささくれた感情や崩れた体調を整えてくれる、まるで町医者のような存在です。昔、ヨーロッパでは理容師さんが外科医師を兼ねていたと言いますから、この安心感も合点がいきます。

 床屋さんのクルクル看板は、赤(動脈)・青(静脈)・白(包帯)を表しているそうで…。月に1度、父を床屋さんに連れて行きますが、帰りは見違えるほど元気になります。なるほど。

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