2020年2月4日火曜日

水道事業に関する新聞報道に質問集中


 今日開催の第2回仙北市水道運営審議会で、秋田魁新聞の「供給量の半分無駄~仙北市、漏水深刻さ増す」報道に質問が集中しました。市民の皆さんに様々な不安感が高まっています。本当に申し訳ありません。しかし…。

 老朽管の布設替えなど漏水対策の強化を痛感しています。水道未普及地域の解消を進めていたことで給水戸数は増えましたが、それ以上のペースで人口減少が進み、水道事業は厳しい経営が続いています。一方で市民の皆さんから使用料をいただけない水の使い方が、全て無駄かと言えば…、これは複雑な思いです。今日の審議会で、委員の皆さんから次のような質問をいただきました。私たちの答弁は以下の通りです。
Q.本当に給水の半分以上が無駄になっているのか。
A.平成28年度から上水道と簡易水道を統合した。給水人口が少ない地域は水の動きが緩慢で、凍結や塩素揮発を防ぐために放水を行っている。凍結対応放水は市内12ヶ所、水質維持放水は市内6ヶ所だ。この水の使い方は水の品質を保つために必要な行為。その他に断水給水、泥吐作業、メーター不感などもあり、仙北市は全ての水の使い方が調査対象と考えて回答した。これらは無駄な使い方とは言い難い。
Q.補修の財源は確保が困難か。
A.補修は随時行っている。ここ2年は毎年1千万近い修繕を行っている。その他、例えば27年度は老朽管の布設替えで2千100万円、28年度も800メートルに渡って配水管の布設替えを行った。漏水はこれまでは田沢湖地区で多かった。特に塩化ビニル製の配水管は破損しやすく、集中的な布設替えなどで改善を行っている。
Q.漏水対策はどうするのか
A.もちろん漏水を放置することはできない。これまでも対応してきたが、年々その重要性が増していると感じている。令和2年度に仙北市水道事業基本計画を見直しする。水道未普及地域の解消も継続するが、漏水対策に着目した事業の導入を進めたい。

 雪が降らない冬の後に、水不足の春が来るのではないか、そんな心配が心の中で膨らみます。報道を漏水対策加速の機会にしなければいけません。
※新聞写真は2月3日の秋田魁新聞から

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