2020年2月13日木曜日

日本人の知らない中国の現実



 内外情勢調査会・2月支部懇談会(佐竹敬久支部長)でお聞きした講話の概要をザクッとご紹介します。

 講師は拓殖大学教授・ジャーナリストの富坂聰さん。演題は「日本人の知らない中国の現実」です。
1.日本は製品の輸出先第1位が中国。半導体、自動車、科学光学機器、プラスチックなどが稼ぎ頭。今回の新型コロナウイルスで、日本・韓国・台湾の業界は痛手。
2.中国内部で変革が続いている。2012年、温家宝氏は中国は「幸せな青春は終わった」と表した。
3.現在の中国は腐敗政治の排除を徹底している。その中心が習近平氏。5年で4千人以上を逮捕した。習近平氏自身も若い頃に投獄されている。
4.充電難民という言葉がある。2017年の上海で聞いた。スマートフォンに電子マネーがあるけれど、スマートフォンのバッテリーが切れて使えない人たちのこと。
5.上海に限らず、中国ではスマートフォンで決済が一般。キャッシュレスは既に社会資本だ。
6.シェアは持たないという生き方。自転車も車もシェアが普通になっている。
7.浙江省に本社を置くアリババは、日本の国家予算を上回るAI開発予算がある。
8.ビックデータは新エネルギー。その認識がなければ活用も熱心にはなれない。


 などです。メモ書きを文字にした内容で不確実ですが、ニュアンスは伝わるかと思います。

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