2019年9月14日土曜日

ドローンを活用した消火活動の実証実験



 2015年の国家戦略特区(地方創生特区・近未来技術特区)指定以来、仙北市は最先端技術を活用した生活課題の改善に取り組んでいます。今日は、次世代の消火活動を目の当たりにしました。


 仙北市西木町の吉田野球場で開催した、「次世代型消防の研修会」(主催:秋田県消防協会)でのデモンストレーション。国内最大級の大型ドローンを使い、特殊な放水ノズルと、これに地上からの送水ホースを連結し、空中から効果的な消火活動を可能とする実証実験です。日本ドローン協会の全面支援もあり、総重量50㎏超の機材を抱えた実証実験は、全く安定した飛行で不安がありません。このアイディアは、屋根の雪下ろし(融雪)技術への応用も利くとのこと。また、防災アナリストの金子富夫さんは、「ドローンの電源を地上に確保すれば、消火活動中にずっと上空からの対応が可能になる」と話していました。


 この空中消火活動は、特に都市部で、また高層階の建物火災で、大きな成果が期待できる技術です。ドローンの飛行手続きが緩和されている仙北市をフィールドに、今後も安全安心のまちづくりに貢献する実証実験は続きます。

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