2019年9月3日火曜日

9月議会が始まりました



 9月議会が始まりました。会期は27日までの25日間。今日は会期の決定や諸般の報告、議案の上程(報告1件、条例7件、予算3件、決算認定14件、その他3件、諮問3件の31件)と説明を行いました。


 私の議員説明を通じ、市民の皆さまにお伝えした市政報告は次の通り。
①昨年度の一般会計決算は約7億8千万円の黒字。
②今回の補正額は約8億円。内容はふるさと納税事業と基金積み立て、子育て関係経費生活保護関係経費、道路補修と冬季交通の確保経費など。
③総合教育会議を開催し、生保内小学校の長寿命化を再検討。
④市債権管理適正検討委員会を設置し債権管理条例の検討を始めた。
⑤市税の収納率は概ね向上。
⑥台湾トップセールスで経済交流の道筋を探った。
⑦少子化と高齢化が更に進むことを考えると、政策の大規模な方向転換が必要。総合戦略の改定はこれを方針として今年度は準備期間と位置づけた。
⑧東風平蒔人さんが地域おこし協力隊員として着任。
⑨ふるさと納税が好調。目標額を2億円から4億円に倍増する。
⑩防災の集い、防災フェアともに市民や関係団体のご協力で開催できた。
⑪2ヶ月たらずの間に火災が4件発生している。十分な注意を。
⑫山岳遭難は3件発生し、お1人が亡くなっている。ご冥福をお祈りする。
⑬市防犯協会角館支部が東北地区で優良防犯団体表彰を受賞。
⑭お2人について、障がい者自立支援医療制度の自己負担上限額の認定に誤りがあった。誠に申し訳ない事案だ。お詫び申し上げ差額のご負担をご理解いただいた。
⑮プレミアム付き商品券の対象者は6,650人。現在皆さまから申請を受付中。10月1日~翌年3月末日まで活用できる。
⑯西木地区の幼保連携認定こども園の法人委譲で、現市社会福祉協議会の全ての職員がはなさき仙北の任用試験を受験し、全員合格した。
⑰10月1日から幼児教育・保育の無料化(条件付)を実施する。国で副食費及び行事費を保護者負担としたが、これも市が負担する。
⑱にしき園の経営の方針付けを協議するにしき園運営検討委員会を設置する。
⑲国保会計の広域化や収納推進課の努力、特別交付金の増額などで基金が安定した。国保税の税率引き下げを検討する。
⑳相模鉄道との協議が整わないことから、沿線での山の楽市を休止する。今年は都内町田市で山の楽市in町田(仮称)を開催する準備を進めている。
㉑前田製管株式会社角館工場が、県の誘致認定企業として50年を迎えた。明日永年立地企業表彰を受賞する。
㉒黄敏さんが国際交流員として着任した。
㉓秋田県の今年産米は102の「やや良」。今後も管理や病害虫防除に努める。
㉔第97回秋田県畜産共進会で、小原洋一さん(田沢湖小松)のかなこ号が農林水産大臣賞及び秋田県知事賞を受賞した。本当に嬉しい。



 また教育行政報告では、熊谷徹教育長が生保内中学校で職員が亡くなったことについて、その後の様々な取組みを報告しました。重ねてご冥福をお祈りします。

4 件のコメント:

  1. 30年度は約8億円も黒字だったのですね!
    貯金を毎年数億円取り崩していたようでしたので実質15億円近くの経営改善が行われたということで安心しました。
    何とか貯金があと1、2年で底をつくと言われてたのでその調子で増やしていってください!
    決して任期中に使い切らないでくださいね!

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  2. はい。議会、そして市民の皆さんと市の台所事情を共有し、我慢できることは我慢しながら、将来の備えを同時並行で行うと言う、難しい財政運営は今後数年続きます。もちろん今任期中に貯金を使い切るようなことはしません。

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  3. 10月16日号の広報を拝見しました。
    黒字と言いながら基金が2年間で14億円も減ってます。残りが29億円。
    前年度から基金が5億円減って借金が3億円増えたのであれば赤字のような気がしますが...。
    庁舎、給食センターと大きい工事もしていますが仙北市の財政状況は本当に大丈夫でしょうか?
    具体的な改善策はありますか?

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  4.  お手紙ありがとうございます。ご指摘のように平成30年度決算では5.7億円の黒字決算ですが、財源不足を補うために9.8億円を基金(貯金)から取り崩しました。その要因には、新・角館庁舎や給食センターの建設があります。これらの事業に充てるため起債(借金)も2.8億円増加しています。
     しかし、起債の合併特例債や過疎対策債は、返済する財源も国から交付いただける優良財源です。残高は増加しているものの、将来の市財政を圧迫しないよう、今後も十二分な配慮を傾注します。
     ただ、基金の全体額は十分な状況とは言えません。歳入確保のため納税しやすい環境づくり(コンビニ・郵便局など)を進め、またふるさと納税のてこ入れ、事業の見直し、事業整理と新事業のコンパクト化などで、基金を使わなくても良い財政運営を目指します。市民の皆さんには多くの場面でご協力をいただいています。本当にありがとうございます。

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