2019年9月12日木曜日

市議会一般質問②



 仙北市議会は、2日目の一般質問です。今日は伊藤邦彦議員(市民クラブ)、稲田修議員(〃)、門脇晃幸議員(蒼生会)、八栁良太郎議員(〃)の4氏が登壇。特徴的な質疑は次の通りです。


【伊藤邦彦議員(市民クラブ)】
Q.防災無線について、故障して2ヶ月してやっと修理できたなど、これでは防災無線の任は果たせない。原因は何か。また防災無線で市民歌やラジオ体操は流されないか。
A.ご迷惑をおかけした。当該無線は西木地区のシステムで、設置から20年が経過し、故障が多発している。アナログ機器で修理部品は製造終了の状況で、調達に時間がかかった。このような状況では指摘のように機能を果たせない。いま市防災行政無線再構築検討委員会を設置して、2022年度に向け機器の更新も含めてシステム全体のあり方を検討している。なおラジオ体操の防災無線での放送には違和感を感じる。



【稲田修議員(〃)】
Q.政策の検証作業は行っているか。行っているとすれば反省点はないか。さらに今後も継続をするか。市道維持をどう進めるか。また生保内中学校の死亡事案について対応は。
A.政策検証作業がなければ、政策の廃止や拡大ができない。民間委員で構成する市総合政策審議会が評価している。活発な意見交換が行われ、実際にバス事業の存続や文化財以外の桜の保全活動が制度化された。今後も継続する。市道の維持については、窮屈な財政状況だが市民・団体のご協力をいただく新システムを検討したい。生保内中学校で亡くなられた市職員の死亡事案は、ご遺族の思いを裏切らない対応をする、それだけだ。



【門脇晃幸議員(蒼生会)】
Q.国の中央教育審議会の動きで、2020年に向けた大学入試制度改革、学習指導要領の改訂があるが、そのなか市の英語教育必修化の問題点(課題)は何か。
A.新学習指導要領の全面実施に伴い、授業時間が小学校は3・4年生で年間35時間(1週当たり1時間)、5・6年生で年間70時間(1週当たり2時間)に増加する。この対応が課題になっている。加えて5・6年生の場合は、教科化されることで数値による評定も必要で、担当教員の負担増加を心配している。3・4年生の外国語活動、5・6年生の教科英語ともに、学級担任が指導する原則。その支援が対策の一番だと考えている。



【八栁良太郎議員(〃)】
Q.仙北市の若い人たちは、子どもを連れて行く先がない。そこで空きスペースがある落合公園に、鉄棒・ブランコ・滑り台…など、市が独自財源で設置すべきだと思うがどうか。
A.街中に子ども達の声が響き渡る、そんなまちづくりがしたい。でも現実は出生者数が年間で100人を切るようになり、また市内の各公園は本当に少ししか遊具の設置がない。以前の法律改正で設置済みの遊具の安全性が担保できないとして、多くを撤去し後の設置がないことで現状の寂しさだ。現こども園への設置なども考え、公園も場所はともかく、来年度に向け、設置に向けた諸条件について検討を行うよう関係各課に指示を出す。


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